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sepmd ユーティリティ - PMDB のバックアップ

sepmd ユーティリティを使用すると、Policy Model データベースをバックアップできます。

このコマンドの形式は以下のようになります。

sepmd {-bl|-ul} pmd
sepmd -bd pmd destination
sepmd -bh pmd destination backup_host
‑bd

pmd をディレクトリ destination にバックアップします。

‑bh

pmd を階層構造の Policy Model のディレクトリ destination にバックアップします。 つまり、バックアップにより PMDB サブスクライバが変更されるため、バックアップが backup_host ホストに移動しても、サブスクリプションは引き続き機能します。

‑-bl

pmd をロックすることによって、コマンドをサブスクライバに伝達しないようにします。

このオプションは、Policy Model にサブスクライバがあり、バックアップ中は更新を受け取らないようにする場合に使用します。

‑ul

ロックされた pmd のロックを解除します。

backup_host

バックアップ ホストの移動先となるホストの名前を定義します。

destination

PMDB ファイルのバックアップ先となるディレクトリの名前を定義します。

pmd

Policy Model データベースを定義します。Policy Model データベースは、_pmd_directory_ 構成設定で指定された場所にあります。

例: PMDB のバックアップ

以下のコマンドは、myPMDB という名前の PMDB を /tmp/my_pmdb ディレクトリにバックアップします。

sepmd -bd pmdb /tmp/my_pmdb

必要に応じて、PMDB を以下のように管理できます。

selang -d /tmp/my_pmdb

例: サブスクライバがある PMDB のバックアップ

以下のコマンドは、サブスクライバがある PMDB をバックアップした後、その PMDB を別のホストに移動する方法を示しています。

  1. PMDB のロック
    sepmd -bl mainPMDB
    

    更新の送受信が行われないように、CA ControlMinder によって PMDB がロックされます。

  2. PMDB のバックアップ
    sepmd -bh mainPMDB /tmp/my_pmdb host63
    

    CA ControlMinder によって、PMDB が /tmp/my_pmdb にバックアップされます。

    UNIX では、指定したバックアップ ホスト名で subscribers.dat が更新されます。

    Windows では、pmd.reg ファイルが作成されます。このファイルは、指定した新しいホストに一致するように変更された Parent_Pmd 構成設定値を持つ pmd レジストリ設定のダンプです。

  3. PMDB のロック解除
    sepmd -ul mainPMDB
    

    CA ControlMinder によって PMDB のロックが解除されます。

  4. PMDB バックアップを新しいホストに転送します。

    注: 新しいホストには、現在のコンピュータと同じ OS および CA ControlMinder バージョンがインストールされている必要があります。

  5. (Windows のみ) 新しいホスト上のレジストリに mainPMDB.reg ファイルをインポートします。

    これにより、通常どおりに PMDB を使用し続けることができます。