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ldap2seos スクリプト - ユーザの LDAP からの抽出と CA ControlMinder への追加

UNIX で該当

ldap2seos ユーティリティは、サーバ ホストにある LDAP データベースからユーザを抽出して、CA ControlMinder データベースに追加します。

重要: CA ControlMinder では、LDAP ユーザ ストアがオペレーティング システムによって使用される場合(つまり、エンタープライズ ユーザ ストアの場合)、LDAP ユーザをインポートせずに直接使用できます。 ldap2seos ユーティリティの代わりに、CA ControlMinder のこの機能を使用することも検討してください。

ldap2seos ユーティリティを実行すると、定義されたユーザに関する情報が LDAP サーバから抽出されます。 抽出された情報を使用して、データベースにユーザを追加する selang のコマンドが自動的に実行されます。 生成されたコマンドは標準出力にも記録され、/tmp/ldap2seos.tcl.log というファイルに自動的に保存されます。

このユーティリティでは TCL シェル環境にアクセスする必要があります。 ldap2seos スクリプトでは、TCL シェルのパスが /usr/local/bin/tclsh であるとみなされます。 TCL シェルが他の場所にある場合は、スクリプトの最初の行を変更します。

このユーティリティが正常に機能するには、CA ControlMinder が実行されている必要があります。 このユーティリティはデータベースを更新するため、ADMIN 権限を持つユーザが実行する必要があります。 また、このユーザは LDAP データベース設定で検索クエリの実行が許可されている必要があります。

このスクリプトの構文は以下のとおりです。

ldap2seos [options]
‑accfld account‑field

CA ControlMinder のユーザ ID が格納されている LDAP フィールド名を指定します。

UNIX ユーザ ID が LDAP ユーザ ID フィールド内に指定されている場合、このオプションは不要です。

UNIX ユーザ ID がユーザ ID フィールド以外の LDAP フィールドに割り当てられている場合は、その LDAP フィールドを accountfield として指定します。このように指定すると、LDAP ユーザ ID フィールドは無視されます。

注: このスクリプトでユーザ ID を検出できない場合、ユーザは CA ControlMinder データベースにアップロードされません。

‑b base‑entry

ユーザが抽出される LDAP データベースの基本エントリを指定します。 このエントリは、LDAP データベース内で有効である必要があります。 基本エントリを省略した場合は、デフォルトの基本エントリを使用してユーザが抽出されます。

‑d dn

w スイッチを使用し、別のユーザとして LDAP への認証を行う際に使用されるエントリ名を指定します。これが最も必要になるのは、ADMIN ユーザとして LDAP にログインする場合です。

‑f filename

LDAP サーバから取得したデータを一時的に格納するファイルを指定します。

‑h

このユーティリティのヘルプを表示します。 ヘルプ画面には seos2ldap の使用法およびオプションの一覧と説明が表示されます。

‑h ldap‑host

LDAP データベースが格納されているホストの名前を指定します。 デフォルトは、ローカル ホストです。

‑l ldap‑dir

bin サブディレクトリにあると想定される、ライン コマンド ユーティリティが格納されているディレクトリを指定します。 デフォルトでは /usr/local/ldap です。

‑p port

LDAP で接続に使用されるポートを指定します。 デフォルトでは 389 です。

‑u

‑h と同様にヘルプを表示します。 ヘルプ画面には seos2ldap の使用法およびオプションの一覧と説明が表示されます。

‑w bindpasswd

ユーザ パスワードを指定します。 LDAP データベースにアクセスするために認証が必要な場合には、‑d オプションと共に使用します。

例: ユーザ情報の抽出

以下のコマンドは、ホスト myhost.mysite.com にある LDAP データベースからユーザに関する情報を抽出し、その情報を CA ControlMinder データベースに追加します。

ldap2seos ‑h myhost.mysite.com