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setup コマンド - CA ControlMinder for Windows のインストール

事前に設定されたカスタム デフォルトを使用して CA ControlMinder for Windows をインストールする場合、またはサイレント インストールを実行する場合は、setup コマンドを使用します。

注: コマンド ラインの構文の詳細については、Microsoft Developer Network ライブラリで入手できる Windows インストーラ SDK を参照してください。

このコマンドの形式は以下のようになります。

setup [/s] [/L] [/v"<insert_params_here>"]
/s

setup の最初のダイアログ ボックスを非表示にします。

/L

CA ControlMinder インストール言語を定義します。

注: このリリースでサポートされている CA ControlMinder のインストール言語の詳細については、リリース ノートを参照してください。

/v "<insert_params_here>"

インストール プログラムに渡すパラメータを定義します。

注: パラメータはすべて二重引用符("")で囲みます。

以下のパラメータは、/v パラメータを介してインストール プログラムに渡されます。

/l[mask] log_file

インストール ログ ファイルの完全パスと名前を定義します。 利用可能な情報をすべてログに記録するには、マスク *v を使用します。

/forcerestart

インストーラが再起動を必要とする場合は、インストールが完了した後でコンピュータが再起動するように指定します。

/norestart

インストールが完了した後でコンピュータが再起動されないよう指定します。

/qn

/s オプションと共に、サイレント インストールを指定します。

重要: サイレント インストールを実行するには、COMMAND パラメータを使用します。

AC_API={1 | 0}

SDK ライブラリとサンプルをインストールする(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 0(インストールしない)

ADMIN_USERS_LIST=¥"users¥"

CA ControlMinder データベースに対する管理アクセス権限を持つユーザのスペース区切りリストを定義します。

デフォルト: インストールを実行するユーザ

重要: リストで NT Authority¥System ユーザを定義しないでください。 ローカル管理ユーザ アカウントを定義します。

ADV_POLICY_MNGT_CLIENT={1 | 0}

ローカル コンピュータに拡張ポリシー管理を設定する(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 1

このオプションが 1 に設定されている場合は、以下を指定します。

  • APMS_HOST_NAME=¥"name¥"

    拡張ポリシー管理コンポーネントがインストールされているサーバの名前を定義します。

COMMAND=keyword

エンドユーザ使用許諾契約への同意およびサイレント モードでの CA ControlMinder のインストールに必要なコマンドを定義します。 実際の keyword は、グラフィカル インストール プログラムを実行したときに表示されるエンドユーザ使用許諾契約の下部にあります。

デフォルト: none

DIST_SERVER_NAME=¥"name¥"

SAM エージェントおよびレポート エージェントが通信する配布サーバ ホストの完全修飾名を定義します(たとえば test.company.com)。

デフォルト: none

DIST_SERVER_PORT=¥"port¥"

SAM エージェントおよびレポート エージェントが配布サーバとの通信に使用するポート番号を定義します。

デフォルト: 7243

DOMAIN_LIST=¥"domains¥"

ホスト名に追加する、CA ControlMinder 用のネットワーク DNS ドメインの名前のスペース区切りリストを定義します。

デフォルト: none

ENABLE_STOP={1 | 0}

スタック オーバーフロー保護(STOP)機能を有効にする(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 0(無効)

注: STOP のサポートは、x86 と x64 のインストールにのみ適用できます。

HOSTS_LIST=¥"hosts¥"

管理者が CA ControlMinder データベースの管理に使用するコンピュータ(CA ControlMinder 端末)のスペース区切りリストを定義します。

デフォルト: 現在のコンピュータ

IMPORT_NT={Y | N}

プライマリ(エンタープライズ)ユーザ ストアをサポートするかどうかを指定します。 N を指定した場合、プライマリ ユーザ ストアがサポートされます。 Y を指定すると、プライマリ ユーザ ストアはサポートされません。以下のオプションを 1 つ以上指定して、Windows ユーザと Windows グループを CA ControlMinder データベースにインポートできます。

  • IMPORT_USERS={1 | 0}

    Windows ユーザをデータベースにインポートするかどうかを選択します。

  • IMPORT_GROUPS={1 | 0}

    Windows グループをデータベースにインポートするかどうかを選択します。

  • IMPORT_CONNECT_USERS={1 | 0}

    インポートしたユーザをデータベース内の対応するインポートしたグループに追加するかどうかを指定します。

  • IMPORT_CHANGE_OWNER={1 | 0} NEW_OWNER_NAME=name

    インポートしたデータの所有者として、自分以外のユーザを指定します。

  • IMPORT_FROM_DOMAIN={1 | 0} IMPORT_DOMAIN_NAME=name

    定義したドメインからアクセサ データをインポートするかどうかを指定します。

注: デフォルトでは、これらのオプションのいずれも指定されていません(値 0 に相当する)。

INSTALLDIR=¥"location¥"

CA ControlMinder がインストールされる場所を定義します。

デフォルト: C:¥Program Files¥CA¥Access Control

MAINFRAME_PWD_SYNC={1 | 0}

メインフレームのパスワード同期機能をインストールする(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 0(インストールしない)

NEW_KEY=¥"name¥"

配布サーバと、SAM エージェントおよびレポート エージェントとの通信を認証する SSL キーを定義します。

PMDB_CLIENT={1 | 0}

ローカル CA ControlMinder データベースを親 Policy Model データベースにサブスクライブするかどうかを指定します。

デフォルト: 0(設定しない)

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、以下のオプションを指定します。

  • PMDB_PARENTS_STR=¥"parents¥"

    ローカルの CA ControlMinder データベースがサブスクライブされる、親ポリシー モデル データベースのリストをカンマ区切りリストで定義します。 任意の PMDB から伝達される更新をローカル データベースが受け入れるようにするには、_NO_MASTER_ を親 PMDB として指定します。

    デフォルト: none

  • PWD_POLICY_NAME=¥"name¥"

    パスワード Policy Model の名前を定義します。

    デフォルト: none

PMDB_PARENT={1 | 0}

Policy Model 親データベースを作成するかどうかを指定します。 このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、以下のオプションを指定します。

  • PMDB_NAME=¥"name¥"

    作成する PMDB の名前を定義します。

    デフォルト: pmdb

  • PMDB_SUBSCRIBERS_STR=¥"subs¥"

    PMDB_NAME オプションで指定された PMDB が変更内容を伝達するサブスクライバ データベースのスペース区切りリストを定義します。 これらは基本的にインストール済み親 PMDB のサブスクライバ データベースです。

PUPM_INTEGRATION={1 | 0}

SAM エージェントをインストールする(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 0(インストールしない)

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、DIST_SERVER_NAME、DIST_SERVER_PORT、USE_SECURE_COMM を指定します。

REPORT_AGENT={1 | 0}

レポート エージェントをインストールする(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 0(インストールしない)

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、DIST_SERVER_NAME、DIST_SERVER_PORT、USE_SECURE_COMM および以下のパラメータを指定します。

  • AUDIT_ROUTING={1 | 0}

    監査ルーティング機能をインストールする(1)かどうかを指定します。

    デフォルト: 0(インストールしない)

  • REPORT_DAYS_SCHEDULE=days

    レポート エージェントが動作する曜日のカンマ区切りリストを定義します。

    値: Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat

    デフォルト: none

  • REPORT_TIME_SCHEDULE={hh:mm}

    レポート エージェントが、指定された日に動作する時刻を定義します(たとえば、14:30)。

    制限: hh は 0~23 の範囲の数字で、mm は 0~59 の範囲の数字です。

    デフォルト: none

TASK_DELEGATION={1 | 0}

タスクの委任機能を有効にするかどうかを指定します。

デフォルト: 1 (有効)

UNICENTER_INTEGRATION={1 | 0}

Unicenter の統合機能を有効にする(1)かどうかを指定します。 この機能は、該当するコンピュータに Unicenter NSM がインストールされている場合にのみ利用できます。

デフォルト: 0 (無効)

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、以下のオプションを指定します。

  • SEND_DATA_TO_TNG={1 | 0}

    監査データを Unicenter NSM に送信する(1)かどうかを指定します。

    デフォルト: 1 (データを送信)

  • OTHER_TNG_HOST_NAME=¥"name¥"

    監査データが送信されるホストを定義します。

    デフォルト: Unicenter NSM で指定されたホスト名

  • SUPPORT_TNG_CALENDAR= {1 | 0}

    Unicenter NSM カレンダをサポートする(1)かどうかを指定します。

    デフォルト: 1 (サポートする)

  • TNG_REFRESH_INTERVAL=¥"mm¥"

    更新間隔を分単位で定義します。 SUPPORT_TNG_CALENDAR=1 も設定したことを確認してください。

    デフォルト: 10

  • UNICENTER_MIGRATION={1 | 0}

    Unicenter セキュリティ データを CA ControlMinder に移行する(1)かどうかを指定します。

    デフォルト: 1 (移行する)

USE_SECURE_COMM={1 | 0}

SAM エージェントおよびレポート エージェントがセキュアな通信を使用する(1)かどうかを指定します。

デフォルト: 0(設定しない)

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、次に NEW_KEY の SSL キーの値を指定します。

USE_SSL={1 | 0}

通信の暗号化として SSL を設定するかどうかを指定します。

デフォルト: 0(設定しない)

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、次に以下のオプションを指定します。

  • CERT_OPTION={1 | 2}

    使用する認証オプションを指定します。

    値: 1 - CA ControlMinder 証明書を生成します。2 - インストールされた既存の証明書を使用します。

    デフォルト: 1

  • GENERATE_OPTION={1 | 2}

    CA ControlMinder 証明書の生成方法を指定します。 CERT_OPTION=1 を設定したことを確認してください。

    値: 1 - デフォルトのルート証明書を使用します。2 - ルート証明書を指定します。

  • SERVER_PRIV_KEY_PWD=¥"password¥"

    生成された CA ControlMinder 証明書用の秘密鍵のパスワードを定義します。 CERT_OPTION=1 を設定したことを確認してください。

  • GEN_ROOT_CERT=¥"file¥"

    ルート証明書ファイル(.pem)の完全修飾ファイル名を定義します。 CERT_OPTION=1 および GENERATE_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

  • GEN_ROOT_PRIVATE=¥"file¥"

    ルート秘密鍵ファイル(.key)の完全修飾ファイル名を定義します。 CERT_OPTION=1 および GENERATE_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

  • ROOT_PRIV_KEY_PWD=¥"password¥"

    ルート秘密鍵用のパスワードを定義します。 CERT_OPTION=1 および GENERATE_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

  • EXIST_ROOT_CERT=¥"file¥"

    ルート証明書ファイル(.pem)の完全修飾ファイル名を定義します。 CERT_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

  • EXIST_SERVER_CERT=¥"file¥"

    サーバ証明書ファイル(.pem)の完全修飾ファイル名を定義します。 CERT_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

  • EXIST_PRIVATE_KEY=¥"file¥"

    サーバ秘密鍵ファイル(.key)の完全修飾ファイル名を定義します。 CERT_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

  • EXIST_PRIV_KEY_PWD=¥"password¥"

    サーバ秘密鍵用のパスワードを定義します。 CERT_OPTION=2 を設定したことを確認してください。

USE_SYMT_KEY={1 | 0}

通信に対して対称鍵暗号化を設定するかどうかを指定します。 USE_SSL=0 の場合、このパラメータは 1 に設定されます。

デフォルト: 1

このオプションを指定し、値を 1 に設定した場合は、次に以下のオプションも指定します。

  • ENCRYPTION_METHOD={Default | DES | 3DES | 256AES | 192AES | 128AES}

    通信において使用する暗号化の方法を指定します。

    デフォルト: 256 AES

  • CHANGE_ENC_KEY={1 | 0}

    デフォルトの暗号化キーを変更する(1)かどうかを指定します。

    デフォルト: 1 (変更する)

  • NEW_ENCRYPT_KEY=¥"key¥"

    デフォルトの暗号化キーの変更を選択した場合に、暗号化キーを定義します。 CHANGE_ENC_KEY=1 も設定してください。

例: setup コマンドを使用してインストール時のデフォルトを設定する

以下の例では、インストール ディレクトリを設定し、CA ControlMinder インストールのためにインストール ログ ファイルのデフォルトを定義し、グラフィカル インストール プログラムを開きます。

setup.exe /s /v"INSTALLDIR="C:¥Program Files¥CA¥Access Control" /L*v %SystemRoot%¥eACInstall.log"

例: setup コマンドを使用して暗号化設定を指定する

以下の例では、さまざまな暗号化設定を使用して、CA ControlMinder をサイレント モードでインストールします。 それぞれの例で、コマンドによって CA ControlMinder のインストール、デフォルトのレポート エージェントおよびタスク委任機能のインストール、SSL の有効化、インストール ログ ファイルのパスおよび名前の定義が実行されます。

詳細情報:

通信の暗号化