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install_base スクリプトを使用したインストール

サポートされている OS には install_base スクリプトを使用して CA ControlMinder をインストールすることができます。 これは対話形式のスクリプトですが、サイレント モードでの実行も可能です。

注: install_base スクリプトを実行する前に、インストールする機能を必ず決定し、install_base コマンドを確認します。これにより、決定した機能のインストールを開始する方法を把握することができます。 また、install_base スクリプトのしくみを最初に学習することもできます。

以下の手順に従います。

  1. CA ControlMinder がすでにインストールされていて実行中である場合は、管理者としてログインし、以下のコマンドを入力して、CA ControlMinder を停止します。
    ACInstallDir/bin/secons ‑sk
    ACInstallDir/bin/SEOS_load -u
    
  2. root ユーザとしてログインします。

    CA ControlMinder をインストールするには、ルート権限が必要です。

  3. 光ディスク ドライブに CA ControlMinder Endpoint Components for UNIX DVD をセットします。

    重要: 光ディスク ドライブから HP にインストールする場合は、DVD からファイル名が正しく読み込まれていることを確認する必要があります。 ファイル名が強制的にすべて大文字の短い名前に変更されるのを防ぐために、pfs_mountd & および pfsd & コマンドを入力し、pfs_mountd、pfsd.rpc、pfs_mountd.rpc、および pfsd の 4 つのデーモンが呼び出されることを確認します。 詳細については、該当する pfs* デーモンおよびコマンドのマニュアル ページを参照してください。

  4. エンド ユーザ使用許諾契約の内容を読みます。

    install_base スクリプトを実行するには、エンド ユーザ使用許諾契約に同意する必要があります。 エンド ユーザ使用許諾契約を読んだ後、インストールを続行するには、そのファイルの最後に記述されたコマンドを入力します。 ライセンス ファイルの名前と場所を取得するには、install_base -h を実行します。

  5. install_base スクリプトを実行します。

    install_base スクリプトが開始されると、選択内容に基づいて、インストールに関して該当する質問に答えるよう指示されます。

    注: インストール スクリプトによって適切な圧縮 tar ファイルが検出されるため、ご使用のプラットフォームに対する tar ファイル名の入力は省略できます。

    これで CA ControlMinder のインストールは完了しましたが、CA ControlMinder はまだ実行されていません。

例: サイレント インストールを使用した CA ControlMinder r12.6 SP1 for UNIX へのアップグレード

この例は、既存の CA ControlMinder r8.0 SP1 エンドポイントを CA ControlMinder r12.6 SP1 for UNIX にアップグレードする方法を示しています。 この例では、エンドポイントへの新機能のインストールを可能にするパラメータ ファイルを使用して、CA ControlMinder をインストールします。

  1. install_base スクリプト コマンドを確認します。

    この install_base スクリプトは、サイレント モードで CA ControlMinder r12.6 SP1 をインストールする場合に使用します。 詳細については、「実装ガイド」を参照してください。

  2. このパラメータ ファイルは、CA ControlMinder Endpoint Components for UNIX メディアにある tar 圧縮ファイルから抽出します。 このファイルは以下のディレクトリにあります。
    ¥Unix¥Access-Control¥
    
  3. install_base スクリプトを使用して、CA ControlMinder をインストールします。

    -autocfg コマンドを使用し、カスタマイズしたパラメータ ファイルを使用するように指定します。

    CA ControlMinder r12.6 SP1 は、指定したオプションでインストールされます。

例: パラメータ ファイル

パラメータ ファイルによって、エンドポイントに追加するソフトウェア コンポーネントを選択できます。 ネイティブ インストール モードで CA ControlMinder をインストールする場合、インストールを開始する前に、ファイルをカスタマイズします。 対話モードで CA ControlMinder をインストールする場合、インストール パラメータをファイルに抽出してから、インストール パラメータをカスタマイズできます。

以下は、パラメータ ファイルの一部分です。

#  Specifies whether you want to configure PUPM Agent 
#  Values: "yes", "no"
#  Default: "no"
INSTALL_PUPM="yes"

# Specifies whether  enables KBL audit records management
# Values: yes, no
# Default: no
ENABLE_KBL=yes 

この例では、SAM 統合をインストールするように指定しました(INSTALL_PUPM=yes)。 また、エンドポイント上でキーボード ロギングを有効にしました(ENABLE_KBL=yes)。

例: クライアントおよびサーバ パッケージおよびデフォルト機能をインストールする

以下のコマンドでは、対話形式の install_base スクリプトを開始し、すべてのデフォルト CA ControlMinder 機能でのクライアント パッケージおよびサーバ パッケージをインストールする方法を説明します。 インストール中には、CA ControlMinder のクライアントおよびサーバ パッケージのインストールに関する質問に答えるように求められます。

/dvdrom/Unix/Access‑Control/install_base

注: インストールするパッケージを指定していないので、install_base コマンドではクライアント パッケージとサーバ パッケージの両方がインストールされます。

例: STOP を有効にした状態でクライアント パッケージをカスタム ディレクトリにインストールする

以下のコマンドでは、対話形式の install_base スクリプトを開始してクライアント パッケージを /opt/CA/AC ディレクトリにインストールし、スタック オーバフロー防止機能オプションを有効にする方法を示します。

/dvdrom/Unix/Access‑Control/install_base -client -stop  -d /opt/CA/AC