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メッセージ キューの接続設定

配布サーバ上のメッセージ キューからエンタープライズ管理サーバにメッセージを逆にルーティングするには、企業内の既存のメッセージ キュー設定を変更します。

例: 配布サーバ上のメッセージ キュー接続設定

この例では、配布サーバ上のメッセージ キュー サーバ設定を設定する方法を示します。 エンタープライズ管理サーバにメッセージが送信されるようメッセージ キューを設定するには、エンタープライズ管理サーバ上で実行されているメッセージ キューのパラメータを定義します。

以下の手順に従います。

  1. 配布サーバで、以下のいずれかを実行します。
  2. 以下のいずれかを使用して、メッセージ キューに接続します。

    ログイン名の入力を促すプロンプトが表示されます。

  3. admin」と入力します。

    パスワードの入力を促すメッセージが表示されます。

  4. 配布サーバのインストール時に指定したパスワードを入力します。
  5. プロンプトが表示されたら、メッセージ キュー サーバ用の新しいパスワードを入力します。
  6. メッセージ キューのパスワードを定義します。
    set server password= 
    

    : set server password=<C0mp1ex>

  7. ENTM-NAME という名前のユーザを作成し、このユーザへパスワードを割り当てます。
    create user ENTM-NAME password=acserver_user-passwd
    

    : create user EMS-SERVER password=<acserver_user-passwd>

    重要: エンタープライズ管理サーバ上の tibemsd.conf ファイルの[サーバ]パラメータに定義したものと同じ名前を指定します。

  8. 以下の手順を実行します。
    1. 以下のコマンドを入力します。
      add member ac_server_users ENTM_NAME
      

      作成したユーザは ac_server_users グループに追加されます。

    2. 以下のコマンドを入力します。
      add member ac_endpoint_users ENTM_NAME
      

      作成したユーザは ac_endpoint_users グループに追加されます。

    3. 以下のコマンドを入力します。
      add member report_publishers ENTM_NAME
      

      作成したユーザには、メッセージを読み取り、CA ControlMinder キューへメッセージを発行する権限が付与されます。

  9. 配布サーバを再起動します。

    加えた変更が適用されます。

例: エンドポイント管理サーバ上のメッセージ キュー接続設定の設定

この例では、エンタープライズ管理サーバ上のメッセージ キュー サーバ設定を設定する方法を示します。 配布サーバにメッセージが送信されるようメッセージ キュー サーバを設定します。

この例では、DS-NAME という用語は配布サーバ コンピュータの名前に、ENTM-NAME という用語はエンタープライズ管理サーバの名前にそれぞれ関連付けられています。 メッセージ キュー サーバ設定を定義する際は、これらの名前をサーバの実際の名前で置き換える必要があります。実際の名前は tibemsd.conf ファイルの「server」トークンで定義されています。

以下の手順に従います。

  1. エンタープライズ管理サーバで、以下の手順を実行します。
  2. 以下のいずれかを使用して、メッセージ キューに接続します。

    ログイン名の入力を促すプロンプトが表示されます。

  3. admin」と入力します。

    パスワードの入力を促すメッセージが表示されます。

  4. エンタープライズ管理サーバのインストール時に指定したパスワードを入力します。
  5. メッセージ キューのパスワードを定義します。
    set server password=entm_server-passwd
    

    例: set server password=<ENTM_SERVER_NAME-passwd>

  6. 各配布サーバについて、DS-NAME という名のユーザを作成し、このユーザへパスワードを割り当てます。
    create user DS-NAME password=dist_server_user
    

    : create user EMS-Server password=<C0mp1ex>

    重要: エンタープライズ管理サーバ上の tibemsdf.conf ファイルの「server」パラメータに定義した名前と同じ名前を指定する必要があります。

  7. 以下の手順を実行します。
    1. 以下のコマンドを入力します。
      add member ac_server_users DS_NAME
      

      作成したユーザは ac_server_users グループに追加されます。

    2. 以下のコマンドを入力します。
      add member ac_endpoint_users DS_NAME
      

      作成したユーザは ac_endpoint_users グループに追加されます。

    3. 以下のコマンドを入力します。
      add member report_publishers DS_NAME
      

      作成したユーザには、メッセージを読み取り、CA ControlMinder キューへメッセージを発行する権限が付与されます。

  8. 変更を有効にするために、配布サーバを再起動します。

    これで、エンタープライズ管理サーバでメッセージ キュー接続設定を変更しました。

注: メッセージ ルーティングの詳細については、「TIBCO Enterprise Message Service User's Guide」を参照してください。 Tibco ドキュメントはメッセージ キューの一部としてインストールされ、ACServerInstallDir/MessageQueue/tibco/ems/5.1/doc に保存されます。