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JBoss の SSL 通信

デフォルトでは、JBoss のインストールで SSL はサポートされません。 これは、CA ControlMinder エンタープライズ管理 と JBoss の間の一部の通信が暗号化されないことを意味します。 安全に通信を行うために、SSL を使用するように JBoss を設定できます。

注: JBoss 用に SSL を設定する方法の詳細については、JBoss 製品のドキュメントを参照してください。

例: Windows で SSL 通信用に JBoss を設定する

この例では、安全に通信を行うために SSL を使用する JBoss アプリケーション サーバを設定する方法を示します。

重要: この手順では、JBoss バージョン 4.2.3 および JDK バージョン 1.5.0 を使用して、安全な通信を行うために SSL の使用するように JBoss アプリケーション サーバを設定する方法を説明します。

次の手順に従ってください:

  1. JBoss が実行されている場合は、停止します。
  2. コマンドプロンプト ウィンドウを開き、以下のディレクトリに移動します。
    JBoss_HOME¥server¥default¥deploy¥IdentityMinder.ear¥custom¥ppm¥truststore
    
  3. 以下のコマンドを入力して、デフォルトの ssl.keystore パスワードを変更します。
    keytool -storepasswd -new password -keystore ssl.keystore -storepass secret
    
    -storepasswd

    キーストアのパスワード変更を指定します。 パスワードは 6 文字以上である必要があります。

    -keystore

    証明書を追加するキーストアの名前を指定します。

    -keystore

    キーストアの名前を指定します。

    -storepass

    キーストアを保護するために使用するパスワードを定義します。

  4. 以下のコマンドを入力して、エンタープライズ管理サーバ用のキーを作成します。
    keytool -genkey -alias entm -keystore ssl.keystore -keyalg RSA
    
    -genkey

    コマンドで鍵ペア(公開鍵と秘密鍵)が生成される必要があることを指定します。

    -alias

    キーストアへのエントリの追加で使用するエイリアスを定義します。

    -keyalg

    鍵ペアの生成に使用するアルゴリズムを指定します。

    keytool ユーティリティが起動します。

  5. secret」というパスワードを入力します。
  6. 必要に応じてプロンプトを完了し、Enter キーを押して、入力したパラメータを確認します。

    証明書がキーストアに追加されます。

    注: キーストアおよびキーの別名には、同一のパスワードを使用する必要があります。

  7. 以下のコマンドを入力して、キーストア パスワードをファイルに暗号化します。
    java -cp JBoss_HOME/server/default/lib/jbossx.jar org.jboss.security.plugins.FilePassword welcometojboss 13 passowrd <kestore_password> keystore.password
    

    注: Salt と IterationCount は暗号化されたパスワードの強度を定義する変数です。 この例では、welcometojboss は Salt で、13 は IterationCount です。

  8. 以下のディレクトリで server.xml という名のファイルを検索し、編集可能な形式でそれを開きます。
    JBossInstallDir¥server¥default¥deploy¥jboss-web.deployer
    
  9. 以下のセクションで <Connector Port> タグを探します。
    <!-- Define a SSL HTTP/1.1 Connector on port 8443
             This connector uses the JSSE configuration, when using APR, the 
             connector should be using the OpenSSL style configuration
             described in the APR documentation -->
        <!--
        <Connector port="18443" protocol="HTTP/1.1" SSLEnabled="true"
                   maxThreads="150" scheme="https" secure="true"
                   clientAuth="false" sslProtocol="TLS" />
    

    注: コネクタ ポート番号は、必須ソフトウェアまたは CA ControlMinder エンタープライズ管理 のインストール時に指定した JBoss HTTPS ポート番号に対応します。

  10. "<!--" above the <Connector port> タグのコメントを解除します。

    これで、このタグを編集できるようになりました。

  11. <Connector port> タグへ以下のプロパティを追加します。
    securityDomain="java:/jaas/encrypt-keystore-password" SSLImplementation="org.jboss.net.ssl.JBossImplementation"
    
  12. server.xml ファイルを保存して閉じます。
  13. 以下のディレクトリに移動して、jboss-service.xml ファイルを見つけます。
    JBOss_HOME/server/default/deploy/jboss-web.deployer/META-INF
    
  14. <server> および </server> タグの間に以下の mbean を追加します。
    <mbean code="org.jboss.security.plugins.JaasSecurityDomain" name="jboss.security:service=PBESecurityDomain">                        
          <constructor>                                                           
             <arg type="java.lang.String" value="encrypt-keystore-password"></arg>
          </constructor>                                                          
          <attribute name="KeyStoreURL">${jboss.server.home.dir}/deploy/IdentityMinder.ear/custom/ppm/truststore/ssl.keystore</attribute>                                                          
          <attribute name="KeyStorePass">{CLASS}org.jboss.security.plugins.FilePassword:${jboss.server.home.dir}/deploy/IdentityMinder.ear/custom/ppm/truststore/keystore.password</attribute>
    <attribute name="Salt">welcometojboss</attribute>
    <attribute name="IterationCount">13</attribute>
     </mbean>
    

    注: 上の例では、welcometojboss は Salt で、13 は IterationCount です。

  15. jboss-service.xml を保存して閉じます。
  16. CA ControlMinder エンタープライズ管理 を起動して開きます。

    注: この手順を終えた後、JBoss および CA ControlMinder エンタープライズ管理 への接続には、SSL モードまたは SSL 以外のモードのいずれかを選択できます。