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サーバでの名前解決: デッドロック

CA ControlMinder では、以下のように、クライアントを兼ねるサーバ上で名前解決を実行します。

  1. CA ControlMinder により、関連サーバへの接続を求めるネットワーク要求が生成されます。
  2. カーネル拡張機能により、要求がインターセプトされます。
  3. カーネル拡張機能により、要求が許可されます。これは、CA ControlMinder のプロセスによって要求が内部で生成されたことを識別できたためです。
  4. NIS サーバまたは DNS サーバ(同一端末上)によって、ネットワーク接続の受け入れ要求が生成されます。
  5. カーネル拡張機能により、要求がインターセプトされます。
  6. カーネル拡張機能により、この要求が CA ControlMinder プロセスによって生成されたものではないことが識別されます。 この要求は seosd の判断を待機する要求のキューに格納されます。
  7. seosd デーモンがデッドロック状態になります。 seosd デーモンは名前解決に必要な応答を待機しますが、この応答を提供するプロセスでは、seosd デーモンからネットワーク接続の受け入れ許可を受け取るまで処理を進めることができないため、こうした状態が発生します。 最初の要求によって、次の要求が生成され、デッドロックが作成されます。