selang コマンド シェルでは、入力の手間を省くさまざまなテクニックを使用できます。
注: レコード名とクラス名は、UNIX では大文字と小文字が区別されますが、Windows では区別されません。
selang では、他の使用可能なコマンドと区別できる長さの文字列を入力すると、ただちに目的のコマンドが認識されます。 たとえば、「ho」と入力するだけで hosts コマンドを実行できます。これは、「ho」で始まるコマンドが hosts だけだからです。 「ho」と入力すると、目的のコマンドが hosts であることがただちに認識されます。 一方、文字列 new で始まるコマンドは複数あります。 このため、newusr、newgrp、ewfile、および newres を区別するには、識別に必要な長さの文字列を入力する必要があります。
各コマンドには 1 ~ 4 文字の省略形が関連付けられています。 たとえば、文字列 new で始まるコマンドは複数あるため、newusr の代わりに省略形 nu も使用できます。 このような省略形は、各コマンドの構文の一部として記載されています。 コマンドは、大文字または小文字のいずれでも入力できます。
単語の入力途中で Tab キーを押すと、残りの文字が自動的に入力されます。 単語補完では状況に応じた処理が行われます。 指定した文字列と一致する単語が複数ある場合、最も短い単語またはその文字列と一致する単語の一部が入力されます。 たとえば、「n」と入力した場合、自動的に「ew」が追加され、単語「new」が表示されます。 「new」が目的の単語ではない場合、さらに 1 文字または 2 文字入力し、Tab キーをもう一度押して完全な単語にします。 Ctrl キーを押しながら D キーを押すと、使用できるすべての候補が表示されます。 この機能は、使用するコマンドが正確にわからない場合に便利です。 前のパラグラフの例では、単語「new」の次に「u」と入力して Tab キーを押すと、自動的に「sr」が追加され、newusr コマンドが表示されます。
selang コマンドの一部ではない単語はメモリに保存され、後で同じセッションの単語補完に使用されます。 たとえば、「newusr Mercedes」と入力し、しばらくしてから「showusr Me」と入力して Tab キーを押すと、以下のように省略形の「Me」から「Mercedes」に単語が補完されます。
showusr Mercedes
ここでは、「Me」で始まるユーザ名が以前に入力されていないことを前提としています。
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