selang で保護ファイルを定義するには、以下のコマンドを入力します。
newres FILE filename
たとえば、/tmp/binary.bkup ファイルを登録するには、以下のコマンドを入力します。
newres FILE /tmp/binary.bkup
注: アクセス タイプを指定せずにファイル ルールを定義すると、デフォルト アクセス権に NONE が割り当てられます。 この場合、ファイルの所有者のみがファイルにアクセスできます。
大部分の保護ファイルは、スーパーユーザによるアクセスから保護する必要があります。 これを行わないと、スーパーユーザのパスワードを知っているユーザに、保護ファイルへのアクセス権が自動的に与えられます。 同時に、ファイル所有者以外のすべてのユーザによるファイルへのアクセスも防止できます。
同じような名前の複数のファイルを保護するには、ワイルドカードを含むファイル名パターンを使用します。 ワイルドカードは、* (0 個以上の文字)および? (/ を除く、任意の 1 文字)です。
指定したパターンは、ファイルの完全パス名と照合されます。その結果、パターン /tmp/x* は、/tmp/x1、/tmp/xxx、および /tmp/xdir/a という名前のファイルに一致します。
CA Access Control で指定できないパターンは、/*、/tmp/*、および /etc/* です。
重要: ファイル名パターンは非常に影響力の大きいツールであるため、練習でむやみにいろいろなパターンを試さないでください。
たとえば、以下のコマンドでは、/tmp ディレクトリ内の、a で始まり b で終わるファイル名を持つすべてのファイル(/tmp/axyz/axyzb のようなファイルも含まれる)を保護対象として定義しています。
newres FILE /tmp/a*b
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