前のトピック: 複数システムへの Agent Technology の展開

次のトピック: 製品の設定

Agent Technology インストールのコピー

Agent Technology サービスのインストールを 2 つ目の z/OS イメージにコピーするには、以下の手順に従います。 この手順は、すでに少なくとも 1 つの z/OS イメージ上で Agent Technology サービスのインストールとテストが正常に完了していることを前提としています。

Agent Technology のインストールをコピーする方法

  1. ターゲット システムが z/OS Agent Technology の最小システム要件を満たしていることを確認します。
  2. 既存の Agent Technology zFS のバックアップをソース LPAR に作成します。 このバックアップは、aws_sadmin 保管ファイルが適切に初期化されてエージェント MIB がロードされた後、Agent Technology サービスが停止しているときに作成する必要があります。 zFS ファイルは VSAM 線形データセットです。 IDCAMS REPRO を使用してデータセットをバックアップします。
  3. 共用 DASD を使用するか、ファイルをコピーすることにより、ターゲット システム上で Agent Technology の CNSMLOAD、CNSMJCL、CNSMOPTV、および MIBLIB の各区分データセットにアクセスできるようにします。
  4. 必要に応じてターゲット システム上で CNSMJCL(B6DI0015) をカスタマイズおよびサブミットし、セキュリティ システムに対するユーザ ID AWADMIN およびグループ AWGROUP を定義します。
  5. SAMPJCL(B6D1ALLU)をカスタマイズしてサブミットし、 ターゲット システム上で読み取り/書き込み zFS のみを割り当ててフォーマットします。 読み取り専用 zFS を割り当ててフォーマットした手順を必ず削除してください(ジョブの手順 DEFINRO および FMTRO)。
  6. ターゲット LPAR 上で新しく割り当てた読み取り/書き込み zFS に対し、手順 2 で作成した読み取り/書き込み zFS のバックアップ ファイルをリストアします。
  7. SAMPJCL(B6D2MKD)をカスタマイズしてサブミットし、zFS ファイルのマウント ポイントを作成して、作成してフォーマットしたばかりの RW zFS をマウントします。 RO zFS をマウントする手順を削除します。
  8. 初期インストールで作成された読み取り専用 zFS を、ターゲット システムから読み取り専用モードでアクセスできるようにします。
  9. ターゲット システム上の BPXPRMxx メンバを更新して、新規 zFS 用の MOUNT ディレクトリを追加します。
  10. ターゲット LPAR 上で以下の設定タスクを実行します。
    1. ルート Agent Technology ディレクトリにある agentworks.profile スクリプトを、新しい環境を反映するように変更します。

      注意を要する重要な環境変数を以下に示します。

      • AWORKS_MVS_PREFIX は、Agent Technology z/OS ファイルのプレフィクスを指定します。
      • AGENTWORKS_DIR は、Agent Technology のホーム ディレクトリを指定します。
      • RESOLVER_CONFIG は、TCPIP.DATA ファイル用の DSN を指定します。 つまり、新規システム上で稼働する TCP スタックの SYSTCPD DD ステートメントで指定される DSN であることが必要です。 データセットが PDS である場合は、メンバ名が含まれている必要があります。
    2. yourCNSMOPTV 内のメンバ ENVFILE を変更します。 複数の z/OS イメージ間で CNSMOPTV を共用する場合は、新しいシステム用に新規の固有メンバを作成する必要がある場合があります。 これは、新規 LPAR 用の ENVFILE メンバの内容を変更する必要がある場合のみです。 このファイルを変更または作成する際には、Agent Technology のルート ディレクトリを指定する AGENTWORKS_DIR に特に注意してください。
    3. すべてのスクリプト、構成ファイル、および JCL メンバに、ターゲット LPAR に必要となる修正を行います。
      • スクリプト: agentworks.profile スクリプト(上述)への変更のほかに、install_mibs スクリプト($AGENTWORKS_DIR/services/tools ディレクトリに存在)についても、エージェントを組み込みまたは除外するように変更する必要がある場合があります。これにより、エージェントがターゲット システム上で稼働するかどうかが決まります。
      • 構成ファイル: 最も変更が必要となる可能性が高いのは aws_sadmin.cfg ファイルです。 このファイルは、SNMP コミュニティ ストリングのほか、トラップが送信されるトラップ宛先を含んでおり、/cai/agent/services/config/aws_admin ディレクトリにあります。
      • JCL: JCL の変更が必要な場合(異なる ENVFILE を参照するためなど)、新規システム用に固有の JCL コピーを作成する必要があります。
    4. 読み取り/書き込み zFS を新しいシステム イメージにコピーし、リストアするプロセスによって、aws_sadmin 保管ファイルもコピーされます。 ただし、すべてのターゲット システムでこれが該当するとは限りません。この保管ファイルがコピーされるのは、エージェントのリリースがすべてのシステムで共通している場合だけです。 異なるリリースを実行している場合は、「aws_sadmin 保管ファイルの作成」という題名の前のセクションにあるプロシージャを実行する必要があります。
    5. agentworks.profile スクリプトの起動後、UNIX System Services 内で awftest tcpip ユーティリティを実行します。 このユーティリティは、TCPIP スタックが適切に構成されたかどうかを検査するものです。 このユーティリティがエラーなく実行されるまで、Agent Technology サービスは開始しないでください。
  11. ターゲット LPAR 上で Agent Technology サービスを開始します。

複数システムへの Event Management の展開

追加のシステム上への Event Management 展開については、「追加システムへの Event Management の展開」を参照してください。