場合によっては、CAIRIM の初期化パラメータを変更する必要があります。 このタスクは、CAIRIM をインストールして、CAS9 プロシージャの実行を予定している場合に必要です。 他のサービスのために CAIRIM をインストールしていて、CAIRIM の実行を予定していない場合は、このタスクを実行する必要はありません。
CAIRIM によって初期化される各ソリューションは、CAIRIM parmlib メンバ(YourdeployHLQ.CAW0OPTN にあります)内のエントリを通じて定義されます(サンプル プロシージャでは、メンバ CARIMPRM と説明されています)。 ご使用のソリューションのインストール マニュアルには、インストールするソリューションやサービス用の CAIRIM パラメータ定義(CA のソリューションで必要な場合)が記載されています。 ステートメントの順序に関する要件があれば、CAソリューションと共に提供される手順に含まれています。
CAIRIM を使用して実行され得るすべての弊社ソフトウェア ソリューションは、次の 2 つの汎用ルールに従います。
次の初期化ステートメントのパラメータ構造は、すべてのソフトウェア ソリューションおよびサービス定義において共通に使用されます。
PRODUCT(desc) VERSION(vers) LOADLIB(dsn) INIT(name) PARM(parm)
重要: CAIRIM 制御文は 72 カラム目を越えて指定できません。 注: 制御ステートメントは、行の末尾にダッシュ「-」を付けて次の行に続けることができますが、かっこ内のキーワードとそのオペランドは同じ行にある必要があります。
例
PRODUCT(desc) VERSION(vers) LOADLIB(dsn) - INIT(name) PARM(parm)
以下の表は、パラメータとその説明のリストです。
|
パラメータ |
必須 |
説明 |
|---|---|---|
|
desc |
必須 |
ソリューションまたはサービス記述(最大 20 文字)。 このパラメータは、インストールされる各製品に対して 1 回ずつ指定されます。 |
|
vers |
必須 |
4 文字の識別子(2 文字のソリューションまたはサービス コードと 2 文字のバージョン コードから構成される)。 |
|
dsn |
オプション |
ソリューションまたはサービス ロード モジュールに対するデータセット名。 モジュールが LINKLIST または CAIRIM プロシージャ STEPLIB にある場合、LOADLIB パラメータを指定する必要はありません。 |
|
name |
オプション |
初期化ルーチンの名前。 デフォルトでは初期化モジュールの名前は、バージョン情報と「INIT」を合わせたものです。 したがって、ソリューション KO42 の場合は、初期化モジュールは KO42INIT となります。 INIT パラメータは、デフォルトのモジュール名が不適切な場合にのみ指定します。 |
|
parm |
オプション |
初期化ルーチンに渡される特殊なパラメータ。 このパラメータは、再初期化または無効化のような任意のカスタム ソリューション機能に使用されます。 PARM フィールドでは最大 32 文字を渡すことができます。 |
注: LOADLIB パラメータは、指定されたインストール プログラムのタスク ライブラリをそのデータセットに切り替えるものであり、APF 許可を必要とします。 したがって、LOADLIB が使用される場合、INIT プログラムおよび関連する CAIRIM プログラム モジュールは、LINKLIST または LOADLIB ステートメントで記述されたライブラリのいずれかにある必要があります。 INIT プログラムおよび関連する CAIRIM プログラム モジュールが CAIRIM STEPLIB にしかない場合、異常終了 S806 が発生することになります。
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