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SAMPJCL インストール用 SMP/E 環境の準備

この手順でのメンバは、SMP/E データ セットを準備し、ゾーンを初期化し、z/OS 用の CA Common Services 用の DDDEF を作成します。 外部 DDDEF データ セットが必要です。

Agent Technology、Event Management、または CA Common Services に同梱される Tomcat のバージョンをインストールする場合は、製品インストールの一環として USS 階層ファイル システムを確立します。 ユーザが CA MSMCommon Services をインストールしている場合、USS は製品の必要な機能です。

CA Common Services ソフトウェアのコンポーネントは 4 つの pax ファイルを使用してパッケージングされているので、すべてのコンポーネントを一度にインストールする方が、Common Services コンポーネントまたは pax ファイルごとにこの手順を繰り返すより楽な場合があります。

注: CA Common Services v14.0 Legacy Common Services の既存のインストール、または Mainframe CA NSM Common Services を再インストールする必要はありません。 これらの 2 つの pax ファイルは変更されていないため、Legacy Common Services または Mainframe CA NSM Common Services に対して確立した CA Common Services v14.0 SMP 環境を継続して使用できます。

BASE pax ファイルには、CA Common Services コンポーネントをすべてインストールするために SAMPJCL データ セットが含まれます。 複数インストールの実行を選択した場合は、各インストールについて BASE SAMPJCL データ セットのコピーを作成してから、メンバを編集します。

メンバの詳細については、JCL 内のコメントを参照してください。

Base および Optional CA Common Services コンポーネントをすべて同じ SMP/E CSI にインストールします。

BASE pax ファイル内にある CA Common Services コンポーネントをすべてインストールします。

製品用に SMP/E 環境を準備する方法

  1. BASE pax ファイルから解凍された SAMPJCL データ セット内にある、ISPF Edit マクロの AW0SEDIT をユーザのサイト固有の情報でカスタマイズし、SYSPROC の場所にコピーします。

    メンバ AW0SEDIT をカスタマイズするには、各 ISREDIT CHANGE マクロ コマンドの右端にあるパラメータをユーザ サイト固有の情報に置換します。

    インストール メンバを編集するたびに、TSO コマンド ラインに「AW0SEDIT」と入力し、Enter キーを押して、デフォルトを指定した値で置き換えます。

    マクロが SAMPJCL メンバをカスタマイズする準備ができました。

    重要: Base および Optional CA Common Services コンポーネントをすべて同じ CSI およびゾーンにインストールします。 各 CA Common Services コンポーネントまたは pax ファイルを複数インストールすることにした場合、GLOBALHLQ および CAIT0HLQ の値に対する "変更" は各インストールで同じである必要があります。

    注: pax ファイル用の UNZIPJCL ファイル内の yourHLQ として指定したのと同じ値に CAI を置換することにより、DASDHLQ 用の SREDIT Change コマンドを更新します。 この値は SMP/E RECEIVE 処理内に使用されます。

    CA Common Services コンポーネントを、各 UNZIPJCL pax ファイル内の yourHLQ に対する値が異なる複数の pax ファイルからインストールする場合、各 yourHLQ について SMP/E RECEIVE を実行します。

    ISREDIT CHANGE ALL DASDHLQ     CAI
    

    を以下に変更します。

    ISREDIT CHANGE ALL DASDHLQ    yourHLQ
    

    以下の手順には、新しい SAMPJCL メンバを開くたびに AW0SEDIT マクロを実行する手順が含まれます。 すべての SAMPJCL メンバを同時に編集するには、AW0EDALL メンバの手順を読み、それに従ってください。

  2. 編集セッションで SAMPJCL メンバ AW01ALL を開き、コマンド ラインから AW0SEDIT マクロを実行します。
  3. AW01ALL をサブミットします。

    そのジョブにより、以下のような結果になります。

  4. インストールするコンポーネントが含まれる各 pax ファイルに対して、以下の副手順を完了します。

    xxx は以下の 3 文字のコードを表します。

    CCS - LEGACY コンポーネント

    NSM - MFNSM コンポーネント

    1. 編集セッションで SAMPJCL メンバ xxx1ALL を開き、コマンド ラインから AW0SEDIT マクロを実行します。
      xxx1ALL がカスタマイズされます。
      
    2. xxx1ALL をサブミットします。

    これらのジョブにより、以下の結果が生じます。

  5. Agent Technology、Event Management、または CA Common Services に同梱された Tomcat のバージョンをインストールする場合は、インストールする各製品について以下の副手順を完了します。

    注: この手順の ccc はすべて、FMID を基にした、以下の 3 文字のコンポーネント コードを表します。

    B6D - MFNSM - Agent Technology

    D5I - MFNSM - Event Management

    EG1 - OPTIONAL - Tomcat

    1. SAMPJCL メンバ ccc1ALLU を Edit セッションで開き、コマンド行から AW0SEDIT マクロを実行します。

      ccc1ALLU がカスタマイズされます。

    2. ccc1ALLU をサブミットします。

      このジョブにより、zFS データ セットが割り当てられます。

    3. SAMPJCL メンバ ccc2MKD を Edit セッションで開き、コマンド行から AW0SEDIT マクロを実行します。

      ccc2MKD がカスタマイズされます。

    4. ccc2MKD をサブミットします。

      このジョブはすべてのディレクトリを作成し、ファイル システムをマウントします。

  6. CA Common Services コンポーネントをすべて同じ SMP/E CSI にインストールします。 この JCL は、すべての CA Common Services コンポーネントのための CSI を作成します。 編集セッションで SAMPJCL メンバ AW02CSI を開き、コマンド ラインから AW0SEDIT マクロを実行します。

    AW02CSI がカスタマイズされます。

  7. AW02CSI をサブミットします。

    このジョブにより以下のような結果となります。

  8. インストールするコンポーネントが含まれる各 pax ファイルに対して、以下の副手順を完了します。xxx は以下の 3 文字コードを表します。
    1. 編集セッションで SAMPJCL メンバ xxx2CSID を開き、コマンド ラインから AW0SEDIT マクロを実行します。

      xxx2CSID がカスタマイズされます。

    2. xxx2CSID をサブミットします。

      これらのジョブにより、以下の結果が生じます。

      • Common Services コンポーネントのデータ セット用 DDDEF エントリが作成されます。
  9. Agent Technology、Event Management、または CA Common Services に同梱された Tomcat のバージョンをインストールする場合は、インストールする各製品について以下の副手順を完了します。
    1. SAMPJCL メンバ ccc3CSIU を edit セッションで開き、コマンド行から AW0SEDIT マクロを実行します。

      ccc3CSIU がカスタマイズされます。

      注: このセクションの ccc はすべて、FMID に基づく 3 文字のコンポーネント コードを示します。

    2. ccc3CSIU をサブミットします。

      このジョブは、USS ターゲット パスに関連付けられた DDDEF を追加して、CSI をカスタマイズします。