OSIM を使用した Kubuntu OS の展開

重要: Kubuntu OS イメージは Linux ベースのブート イメージのみでサポートされています。 DOSX ブート イメージの代わりに Linux ベースのブート イメージを使用することを推奨します。

Client Automation では、OSIM 機能を使用した、ターゲット コンピュータ上での Kubuntu オペレーティング システムの自動インストールを実装できます。 以下の図は、OSIM を使用した Kubuntu OS の展開で実行する手順を示しています。

重要: Kubuntu OS イメージは FIPS 準拠ではなく、FIPS のみの環境上では展開できません。

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以下のタスクを実行し、OSIM を使用して Kubuntu OS を展開します。

  1. 追加ファイルのダウンロードとコピー
  2. LinuxPE ブート イメージの作成および登録
  3. OS イメージの作成
  4. OS イメージの登録
  5. 起動する前の前提条件の確認
  6. ターゲット コンピュータ上での OS 展開の起動

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LinuxPE ブート イメージの作成および登録

OS を展開する前に、ブート イメージを使用してターゲット コンピュータを起動する必要があります。 各 OS に対して、サポートされているブート イメージが必要です。 サポートされている各 OS のブート イメージの完全なリストについては、互換性マトリックスを参照してください。

ブート イメージの作成および登録

ブート イメージを作成するには、DSM エクスプローラの対応するウィザードを使用するか、またはコマンドライン インターフェース(CLI)から対応するコマンドを実行します。

詳細については、「DSM Explorer を使用したブート イメージの作成および登録」および「CLI を使用したブート イメージの作成および登録」を参照してください。

DSM Explorer を使用したブート イメージの作成および登録

次の手順に従ってください:

  1. [ソフトウェア]-[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]-[Image Prepare System]-[ウィザード]-[新規ブート イメージ]に移動します。

    ウィザードに機能の紹介が表示されます。 [次へ]をクリックします。

  2. イメージ タイプのリストから LINUXPEx64 オプションを選択します。 [次へ]をクリックします。
  3. [イメージ名]フィールドにブート イメージの名前を入力します。 [次へ]をクリックします。
  4. カスタマイズされた Centos 6.3 x64 ブート ファイルが存在するフォルダを参照して選択します(製品 DVD とは別の DVD に収められています)。 [次へ]をクリックします。
  5. 指定した詳細情報のサマリを確認します。 [完了]をクリックします。

    [新規ブート イメージ: コマンドの実行]ページに、ブート イメージが正常に作成されたことが示されます。

ブート イメージを登録できるようになりました。

次の手順に従ってください:

  1. 新しいブート イメージが、[ソフトウェア]-[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]-[Image Prepare System]-[ローカル ブート イメージ]の下に表示されていることを確認します。
  2. ブート イメージを右クリックし、[接続したドメインにブート イメージを登録]、[データおよびソフトウェア パッケージ]をクリックします。

    [ブート イメージの登録: コマンドの実行]ページに、ブート イメージが正常に登録されたことが示されます。

  3. ブート イメージが[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]のブート イメージ フォルダに存在することを確認します。

続いて、OS イメージを作成および登録します。

CLI を使用したブート イメージの作成および登録

CLI を使用してブート イメージを作成および登録することができます。

次の手順に従ってください:

以下のいずれかのコマンドを実行してブート イメージを作成します。

次の手順に従ってください:

以下のコマンドを使用してブート イメージを登録します。

RegisterBTImages {-s <manager>} [-i <imagenames>[-u <user> -p <password> -d <domain>]

OS イメージの作成

OS イメージには、ターゲット コンピュータにおける OS の自動インストールに必要なオペレーティング システム インストール ファイルが含まれています。 OSIM を使用して展開する OS 用の OS イメージを作成します。 以下のいずれかの方法を使用して OS イメージを作成できます。

前提条件の確認

ウィザードを使用した OS イメージの作成

OS イメージの新規作成ウィザードを使用して、オペレーティング システム イメージを作成できます。

次の手順に従ってください:

  1. DSM エクスプローラを開き、[ソフトウェア]-[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]-[イメージ作成システム]-[ウィザード]-[OS イメージの新規作成]に移動します。

    [はじめに]ページが表示されます。

  2. [次へ]をクリックします。

    [オペレーティング システム]ページが表示されます。

  3. 使用する Kubuntu のバージョンに応じて以下のいずれかのイメージ タイプを選択し、[次へ]をクリックします。

    [イメージ名]ページが表示されます。

  4. OS イメージの名前を指定し、[次へ]をクリックします。

    [ソース]ページが表示されます。

  5. 以下のタスクを実行して、Kubuntu インストール ファイルの場所を指定します。
    1. ローカルまたはネットワーク ドライブ、または CD/DVD ドライブ上の OS イメージ ファイルから OS インストール ファイルを選択します。
    2. [次へ]をクリックします。
  6. ウィザードの指示に従って手順を実行し、[完了]をクリックします。

    Kubuntu インストール ファイルが IPS にコピーされ、ブート サーバ ストアが開始されます。 ファイルがコピーされると、ウィザードの最後のページにステータスが表示されます。

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DSM Explorer を使用したブート イメージの作成および登録

次の手順に従ってください:

  1. [ソフトウェア]-[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]-[Image Prepare System]-[ウィザード]-[新規ブート イメージ]に移動します。

    ウィザードに機能の紹介が表示されます。 [次へ]をクリックします。

  2. イメージ タイプのリストから LINUXPEx64 オプションを選択します。 [次へ]をクリックします。
  3. [イメージ名]フィールドにブート イメージの名前を入力します。 [次へ]をクリックします。
  4. カスタマイズされた Centos 6.3 x64 ブート ファイルが存在するフォルダを参照して選択します(製品 DVD とは別の DVD に収められています)。 [次へ]をクリックします。
  5. 指定した詳細情報のサマリを確認します。 [完了]をクリックします。

    [新規ブート イメージ: コマンドの実行]ページに、ブート イメージが正常に作成されたことが示されます。

ブート イメージを登録できるようになりました。

次の手順に従ってください:

  1. 新しいブート イメージが、[ソフトウェア]-[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]-[Image Prepare System]-[ローカル ブート イメージ]の下に表示されていることを確認します。
  2. ブート イメージを右クリックし、[接続したドメインにブート イメージを登録]、[データおよびソフトウェア パッケージ]をクリックします。

    [ブート イメージの登録: コマンドの実行]ページに、ブート イメージが正常に登録されたことが示されます。

  3. ブート イメージが[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]のブート イメージ フォルダに存在することを確認します。

続いて、OS イメージを作成および登録します。

コマンド ラインを使用した OS イメージの作成

コマンド ラインを使用した OS イメージの作成は、ウィザードによる OS イメージの作成よりも柔軟です。 たとえば、インストール ファイル用に別の場所を指定できます。

例: Kubuntu OS イメージ用のコマンド

以下の例では、KUBUNTU-10.04-x86 の OS タイプで、kubuntu1 と命名される Kubuntu OS イメージを作成します。

createosimage –i kubuntu1 –o KUBUNTU-10.04-x86

OS イメージの登録

イメージが IPS でローカルに作成された後、OS イメージを DSM ドメインに登録し、展開で使用できるようにします。

以下のいずれかの方法を使用して OS イメージを登録できます。

ウィザードを使用した OS イメージの登録

以下の手順に従います。

  1. DSM エクスプローラを開き、[ソフトウェア]-[ブートおよび OS イメージ ライブラリ]-[イメージ作成システム]-[ウィザード]-[OS イメージ データを登録]に移動します。
  2. ウィザードの指示に従って、OS イメージをドメインに登録します。

    注: 登録する際は、Software Delivery を使用して、1 つ以上のブート サーバに配布するための SD 展開イメージをステージングするオプションを選択します。

コマンド ラインを使用した OS イメージの登録

例: OS イメージを登録するためのコマンド

以下の例では、イメージ作成システムからの OS イメージを関連するドメイン マネージャに登録します。

registerOSImage -s managername -i imagename

注: コマンド、パラメータ、および例の詳細については、「OS インストール管理 管理者ガイド」を参照してください。

起動する前の前提条件の確認

OS インストールを起動する前に、以下の前提条件を確認します。

ターゲット コンピュータ上での OS 展開の起動

OS の自動インストールを実行するには、ターゲット コンピュータで OS 展開を起動します。

以下の手順に従います。

  1. DSM エクスプローラを開き、[コンピュータおよびユーザ]-[すべてのコンピュータ]に移動し、OS を展開するターゲット コンピュータを検索します。
  2. コンピュータを右クリックし、[OS インストール]を選択します。

    [OS インストール]ウィザードが開きます。

  3. ウィザードの指示に従って、最後のページで[完了]をクリックします。

    OS 展開ジョブが作成され、[コンピュータおよびユーザ]-[すべてのコンピュータ]-[グループの詳細]-[OS インストール]ノードに展開ステータスが表示されます。

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