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Template.ini

IPS は、OS イメージ テンプレートのセットに付属しており、createosimage を使用する過程で確認できます。 利用可能なすべてのイメージは、Createosimage コマンドを制御する Template.ini で定義されています。

新しいイメージ タイプおよび新しいインストール テンプレートの作成は、知識のあるユーザのみを対象としています。

新しいタイプを追加するには、指定するためのキーが含まれている [ostype] セクションを追加します。 以下のキーの説明を参照してください。

os-template\camenu\<ostype>.xx および os-template\images\<ostype> にあるテンプレート ファイルも OS タイプに属します。 割り当ては、template.ini ファイルで定義されています。

[<ostype>]

OS タイプのテンプレートを指定するセクションです。

typecomment = <string>

string は、タイプのコメントとして、createosimage の使用方法にのみ表示されます。

imagetemplates = <ostype>

\images の下にテンプレート ファイルを含むディレクトリの名前。

identfile = <file>

CD イメージが正しい CD であるかどうかを確認するために、その CD イメージに存在している必要のあるファイルを指定します。 この指定が使用されるのは、ほとんどの Windows OS のように 、OS が 1 つの CD にあり、morethanonecd の値が設定されていない場合です。

identfile は、複数の CD を識別するための <copysection> でも使用できます。

デフォルト: 空白(確認は行われません)。

cdrootpath = <directory>

CD1 上で、OS ファイルのソース ルートがある、デフォルトのサブディレクトリ。

cdrootpath は、[<ostype>] セクションで指定されている場合は、CD1 にあるファイル <identfile> を見つける場合にも使用できます。

-s <OSpath> オプションが指定されている場合、cdrootpath は無効になります。

<copysection> が CD に指定されている場合は、CD からディレクトリをコピーするため、または <identfile> を見つけるために <copysection> エントリが使用されます。 cdrootpath は、<copysection> で指定されたコピー パスまたは <identfile> より先の階層は検索しません。

デフォルト: 「.」

ossubpath = <directory>

os-template\images\<ostype> のテンプレート ファイルのデスティネーション サブパス <imagename>\<imagename>\<subpath> を指定します。

OS ファイルは、その <subpath> ディレクトリの下にもコピーされます。

<copysection> が CD に指定されている場合は、CD からディレクトリをコピーするために <copysection> エントリが使用されます。 ossubpath は、<copysection> で指定されたコピー パスより先の階層は検索しません。

デフォルト: 追加サブディレクトリなし

batfile = <file>

camenu\<imagename>.bat を作成するための、MS 共有領域を経由したインストール用の DOS インストール スクリプトの名前です。 <file> は、os-template\camenu 内のテンプレート ファイルの名前です。

tftpfile = <file>

camenu\<imagename>.ftp を作成するための、TFTP を経由したインストール用の DOS インストール スクリプトの名前です。 <file> は、os-template\camenu 内のテンプレート ファイルの名前です。

createzip = <yes,no>

このエントリが yes に設定されている場合、createosimage の -z オプションを指定すると、OS データから <imagename>.caz ファイルも作成されます。 これらのファイルは、managedpc\images\<imagename>\<imagename> ディレクトリに保存されます。

parameterdefinition = <file>

default.ini に使用されるデフォルトのパラメータ定義のテンプレートを含むファイルの名前です。 <file> は、os-template\camenu 内のテンプレート ファイルの名前です。

responsefile = <file>

camenu\\<imagename>.inf を作成するための、自動応答ファイル テンプレートの名前です。 <file> は、os-template\camenu 内のテンプレート ファイルの名前です。

fileswithparameter = <file>

DSM エクスプローラで変更可能なパラメータを含むファイルのテンプレート リストの名前です。 このテンプレートは、osinfo.ini ファイルの作成に使用されます。 <file> は、os-template\camenu 内のテンプレート ファイルの名前です。

partitionfile = <file>

camenu\<imagename>.par を作成するための、ディスク パーティション スキーマの名前です。 <file> は、os-template\camenu 内のテンプレート ファイルの名前です。

stringtosubstitute = <string>

camenu\<imagename>.bat および camenu\<imagename>.ftp 内の <imagename> によって置き換えられる文字列です。

imagefileextension = <string>

-s <OSpath> の下のイメージ ファイルを見つけるためのイメージ ファイル 拡張子の名前(たとえば <file name>.gho)です。

destdriverpath = <string>

ドライバが格納されるターゲット システム上のフォルダの名前。

例: $oem$\driver

sdostype= <internal number>

DSM PXE ターゲットをあらかじめ定義し、OS インストール、および SD インストール ジョブを起動することができるので、DSM マネージャは、割り当てられている OS がどの SD タイプであるのかを知る必要があります。

例: 12

createshare = <string>

IPS およびブート サーバに作成する必要のある共有領域を指定します。 有効な値は以下のとおりです。

MS = MS 共有領域

NFS = NFS 共有領域

MSNFS = 両方

MSW= 書き込み可能な MS 共有領域

デフォルト: MS

finaljobstate = <0|1> (0=現行、1=停止中)

DSM エージェントの boothd または登録後に、最後のジョブ状態を定義します。

writabledir = <drirectory>

createshare=MSW (getimagexxx)の場合、canonprv 用の書き込み対応のイメージ共有を定義します。

NOopt... = <0|1> (0=可視、デフォルト、1=スキップ済み)

対応する IPS ウィザード ページをスキップまたは表示します。たとえば、NOoptProdKey =1 を指定した場合、新規 OS イメージ ウィザードの製品キー ページがスキップされます。 ウィザード ページをスキップするために以下のパラメータを使用できます。NOoptOSPath、NOoptShare、NOoptProdKey、NOoptLocale、NOoptRespFile、NOoptDriver。

imgtoolcopyN = <imgtoolsubdirectory>:<file1>[><file1renamed>];[<file2>[><file2renamed>]]...

イメージに追加するイメージング ツール ファイルを定義します。

sysprepcopyN = <OStype>@<sysprepsubdirectory>[:<file1>;[<file2>]]...

イメージに追加する sysprep ファイルを定義します。

imageflags = <list of image flags>

OS イメージとのブート イメージ互換性を確認するためのイメージ フラグを定義します。 指定可能な値は F140-2、DosTftp、DosLm、PeTftp、PeLm、Pe2Lm、Pe64Tftp、Pe64Lm、DosLmT です。

batfileWpe = <file>

camenu\<imagename>.cmd を作成するための、共有を使用したインストール用の WinPE インストール スクリプトの名前を定義します。

tftpfileWpe = <file>

camenu\<imagename>.ftw を作成するための、TFTP を使用したインストール用の WinPE インストール スクリプトの名前を定義します。

partitionfileWpe= <file>

WinPE camenu\<imagename>.wp1 から作成するディスク パーティション テンプレートの名前を定義します。

copyfrompath=<copysection>

LINUX ディストリビューション ファイルを含むソース パスからコピーするファイルおよびディレクトリを定義している <copysection> の名前を定義します。 createosimage の -i<name>、-o<type>、-s <OSpath> オプションの使用方法を参照してください。

以下のキーは、すべてのファイルおよびディレクトリを OSIM OS イメージにコピーするのに必要な CD の枚数を記述しています。

morethanonecd=<number>

コピーする CD の枚数を定義します。 各 CD には、 コピーするすべてのファイルおよびディレクトリを一覧表示する特殊な <copysection> を指すキー cd1,cd2,cd3.. があります。

cd1,cd2...cdn=<copysection>

コピー セクションの名前を指定します。

以下のエントリは、-a <sharename> オプションと共に使用します。 つまり、インストール ファイルは、CD100, ... セクションで記述されている CD から OS イメージにコピーする必要があります。その理由は、この OS イメージにはインストール プロシージャが含まれていますが、LINUX CD のそれ以外の OS ファイルは、NFS 共有領域にある中央 NFS サーバにあるからです(createosimage -i <name> -o <type> -a <sharename>)。

copytemplatesalways = <yes|no>

テンプレート <imagetemplates> を <imagename>\<imagename> にコピーする必要があるかどうかを指定します。

この値が yes に設定されている場合、OS ファイルそれ自体が別の共有領域にあっても、createosimages -i <name> -o <type> -a <sharename> により、OS 固有のテンプレート ファイルはイメージにコピーされます。

Createosimages -i <name> -o <type> -a <sharename> によっても、LINUX CD からこの最小イメージにファイルをコピーできます。 これらのファイルは、通常 DOS フェーズで必要となる LINUX ローダ、および その他のファイルです。

Morethanonealwayscd=<number>

-a スイッチが使用されていたとしても、コピーする CD の枚数を定義します。 Morethanonealwayscd は、copytemplatesalways = yes の場合に限りチェックされます。 すべての CD は、1 つ以上の <copysection> で定義されます。 morethanonealwayscd を使用すると、createosimage は、cd100、cd101、cd102=<copysection> で始まるキーを探します。

cd100,cd101...cd10n=<copysection>

コピー セクションの名前を指定します。

<copysection>] =

このセクションでは、この CD からコピーされるディレクトリまたはファイルについて説明します。

<cddirectory>=<imagedirectory>

cddirectory を imagedirectory にコピーします(または、<cdfile>=<imagefile> は、cdfile を imagefile にコピーします)。 * および ? のようなワイルドカード文字を使用できます。

ソース パスは CDROOT を起点にする必要がありますが、ドライブ名(たとえば、d:\)は付けません。

宛先パスは、イメージの共有ディレクトリを起点にした相対パスです。

ソース ファイルを既存の宛先ファイルに付加します。

<cdfile> => <imagefile>

CD から読み取る代わりに、既存のイメージからソース ファイルを読み取ります

< <sourcefile> = <destinationfile>

完全な CD、DVD を 読み取り、1 つの ISO ファイルにします。

DVD:: = <file.iso> 

CD、DVDの上の rpm パッケージから指定したパッケージ ファイルをデスティネーションに抽出します。

RPM::<source package file.rpm> = <destination file name>

サポートされている OS タイプのリストは、template.ini で指定されています。 完全なリストについては、「CreateOSImage の使用方法」を参照してください。

注: IPS がブート サーバでもある場合、CreateOSImage は OS イメージ共有領域を作成します。 「createshare」パラメータに応じて、IPS システムが NFS サービスを提供している場合、CreateOSImage は NFS も作成します。