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ENC および Uniform Resource Identifier

ENC 認可では、内部データベース用に URI (Uniform Resource Identifier)が使用されます。 ENC URI の形式は以下のとおりです。

x509cert://[TLS-SCHANNEL]/CN=forward,OU=computers,DC=forward,DC=com
x509cert

ネームスペースを示します。 X509cert は、URI が x.509 証明書 ID を表すことを意味します。

[TLS-SCHANNEL]

URI に組み込まれている権限を指定します。 この特別な権限名は、認証が TLS SCHANNEL セキュリティ プロバイダおよび WinTrust プロバイダに委譲されることを意味します。 これらのプロバイダは、ENC のために証明書の信用を管理します。

CN=forward,OU=computers,DC=forward,DC=dom

x.500 サブジェクト名が証明書内に組み込まれるように定義します。 この名前の実際の形式および内容は、プロバイダごとに異なります。 上の例は、Microsoft Active Directory の統合認証サービスによって作成された証明書です。 異なる PKI および手動による証明書作成では、異なる命名規則が使用されます。

コンピュータの URI をプログラムで調査する場合は、encUtilCmd ユーティリティを使用します。 「encUtilCmd certv」を実行すると、マシンが ENC 認証に使用する証明書 ID (クライアントとして使用するか、該当する場合はクライアントおよびサーバの両方として使用)が表示されます。

例: encutilcmd certv コマンド

C:\>encutilcmd certv
INFO: Current process user is a member of local administrators group.
INFO: Created and validated client side TLS context OK.
URI: x509cert://[TLS-SCHANNEL]/CN=mach-02,CN=encserver,O=enc
INFO: Created and validated server side TLS context OK.
URI: x509cert://[TLS-SCHANNEL]/CN=mach-02,CN=encserver,O=enc