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Client Automation インフラストラクチャを自動展開するための前提条件

インフラストラクチャ展開コンポーネントを使用すると、Client Automation ソフトウェアが実行されていないターゲット コンピュータに、エージェントとスケーラビリティ サーバ ソフトウェアをリモート インストールできます。 このインストールは、ソースおよびターゲットのコンピュータ上の基本オペレーティング システムで提供されている機能を使用している場合にのみ実現でき、エンタープライズ ネットワーク設定によって課せられている制限を受けます。

インフラストラクチャ ソフトウェアを展開するときの最初のステップでは、ターゲット コンピュータに小さな「プライマ」アプリケーション DMPrimer をリモート インストールします。 この DMPrimer ソフトウェアは、その後のインフラストラクチャ ソフトウェア コンポーネントのインストール イメージを転送したり、各イメージをインストールするために呼び出したりします。 ターゲット コンピュータに DMPrimer を配信する場合、展開マネージャは、ターゲットで有効なユーザ クレデンシャルを提供する必要があります。

DMPrimer は、以下のメカニズムのいずれかを使用して、ターゲット システムに転送されます。 ターゲット コンピュータのオペレーティング システムを展開マネージャが認識している場合は、適切な転送メカニズムが選択されます。 ターゲットのオペレーティング システムを判別できない場合は、以下の各メカニズムが順に試行されます。

重要: 現在使用されているオペレーティング システムでは、ソフトウェアのリモート インストールが推奨されていません。また、明確に禁止されている場合もあります。 これらのシステムに Client Automation ソフトウェアを展開しようとすると、通常、ステータスが「プライマ トランスポートがありません」になり、展開は失敗します。 そのような場合には、たとえば DVD などの物理的な配布メディアを使用せずにインストールを行うなど、ほかの手段を使用して Client Automation ソフトウェア コンポーネントをインストールします。

または、DMPrimer ソフトウェアは、手動でインストールすることもできます。 手動の場合には、基本オペレーティング システムが提供している機能に頼らなくても Client Automation インフラストラクチャを展開することができます。

ご使用の環境で自動展開が可能かどうかを判別するには、以下のような標準オペレーティング システム操作を実行して確認します。