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一対多の転送

一対多の転送は、BCAST(IP Broadcast)または MCAST(IP Multicast)などの一対多プロトコルを使用してデータが複数の応答コンピュータに送信される転送です。 一対多の転送メカニズムは、BCAST および MCAST プロトコル(UDP を使用)の機能を使用するため、IP ベースのネットワーク上でのみ使用することができます。

重要: DTS は、IPv4 ブロードキャストおよび IPv4/IPv6 マルチキャストのアドレス指定をサポートします。 BCAST 一対多プロトコルは、IPv4 アドレスでのみ使用できます。 ブロードキャスト タイプの転送を IPv6 ネットワーク経由で実行する場合、関連する IPv6 マルチキャスト アドレスと共に MCAST プロトコルを使用します。

注: 一対多の転送メカニズムは、転送グループのすべての転送オブジェクトの入力、開始側マシン、および出力が同じである場合のみ、使用できます。

一対多の転送には、以下のプロパティが含まれます。

一対多プロトコル

一対多の転送時に使用する通信プロトコルを示します。

一対多ネットワーク アドレス

ブロードキャストまたはマルチキャストなどの一対多プロトコルを使用して、このマシンへのデータ転送を実行するときに使用する 1 次ネットワーク アドレスを示します。

Point-to-Many パラメータ

プロトコルに提供する特別なパラメータを指定します。 一対多の転送は、1 回データを読み取り、すべての対象応答側に同時に 1 回でデータを送信することによってデータを転送する転送メカニズムです。

注: 詳細については、「DTSCLI コマンド リファレンス ガイド」を参照してください。