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コマンド cadsmcmd

CLI では、共通オブジェクト(CO)、共通設定(CCNF)、Software Delivery(USD)、および OS インストール管理(OSIM)などの多くの CA Client Automation コンポーネントがサポートされています。

このサポートは、要求されたサービスがアドレス指定されたマネージャで使用可能な場合にのみ提供されます。 たとえば、SD がマネージャにインストールされていない場合、CLI では、SD または OSIM サービスを必要とするコマンドは処理されず、エラー(CMD000041)が報告されます。

CLI には、自動化に関する問題を解決する場合に使用できるさまざまなインターフェースが用意されています。 CLI の構文を以下に示します。

cadsmcmd	[local managersystem]
{ batch filename | command | pipe pipename | verbose [loop] }
login[=loginID[:password]]]

CLI のキーワード、コマンド、およびパラメータ名では大文字と小文字が区別されませんが、「cadsmcmd」自体では大文字と小文字を区別する必要があります。 パラメータ値では、大文字と小文字が区別されます。

cadsmcmd では、stdout(標準出力)に出力を書き込みます。 出力は、後続のスクリプト処理で利用できるよう、パイプまたはファイルに簡単にリダイレクトすることができます。 cadsmcmd が開始されると、stdout で一部の一般情報が以下のように記録されます。

CA IT Client Manager r12
ITCM Command Line Version 12.8.0.xxxx
Copyright © 2014 CA. All rights reserved

トレース モード: オフ

"マネージャ ""<default manager>"" にユーザ ""<default user>"" として接続しています・OK。"
マネージャ: myManager
ドメイン: myDomain
ドメイン タイプ: エンタープライズ
サポート対象: CO CCNF USD

2 行目の数字は、cadsmcmd のビルド番号を示します。 「Trace Mode」行は、CLI トレースがアクティブかどうかを示します。 この例では、トレースは非アクティブになっています。

「Connecting」行は、CLI のマネージャへのログオン方法を記録します。

「Manager」は、CLI が接続しているマネージャの名前を記録します。また、「Domain」は、データベースが存在するシステムの名前を示します。 データベースがマネージャにある場合は、この名前は同じ名前になることがあります。

「Domain type」行は、CLI が接続しているマネージャのタイプを示します。 「Enterprise」は、マネージャが Client Automation エンタープライズ マネージャであることを示し、「Domain」はマネージャが Client Automation ドメイン マネージャであることを示します。

最後の行は、現在のセッション中に CLI によって提供されるサポートを示します。

CO は共通オブジェクト サポート、CCNF は共通設定サポートを示します。 CO および CCNF は Client Automation のベース コンポーネントを表しているため、常に使用可能です。

USD は SD サポートを示し、OSIM は OS インストール管理サポートを示します。

CLI の動作は、呼び出したときにコード化されたオプションによって異なります。 これらのオプションの意味は、構文の定義で説明されています。

このセクションには、以下のトピックが含まれています。

ローカル

batch

パイプ

command

verbose

loop

quit

非特権ユーザ

login

トレース オプション

フォント

パラメータ

長さ制限

制限

フィルタの使用