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recover — 失敗したインストールの回復

recover コマンドは失敗したインストールを回復します。 またこのコマンドでは、失敗したインストールをクリーンアップします。

この recover コマンドはドメイン マネージャ上でのみ有効です。

このコマンドのフォーマットには、以下の 2 つがあります。

recover {item=item_name version=version_name 
installedwith=install_procedure 
procedure=un_install_procedure_name	
[{computer=computer_name}] 
[after={exacttime|boottime}]
[nocalendar[={y|n}] 
[offline[={y|n}]] 
[deliverytime="YYYY-MM-DD hh:mm" ] 
[attime="YYYY-MM-DD hh:mm" ] 
[promptUser[={y|n}]] 
[bootbefore[={y|n}]
[bootafte[={y|n}] 
[timeout=hours]
[calendarname=delivery_exclusion_calendar]
[runAtShutdown[={y|n}]
[userJobMessage]
[userMessage]

recover cname=name 
[item=item_name 
version=version_name
installedwith=install_procedure 
procedure=un_install_procedure_name	
[after={exacttime|boottime}]
[globalTime[={y|n}]] 
[nocalendar[={y|n}] 
[offline[={y|n}]] 
[deliverytime="YYYY-MM-DD hh:mm" ] 
[attime="YYYY-MM-DD hh:mm" ] 
[promptUser[={y|n}]] 
[bootbefore[={y|n}]
[bootafte[={y|n}] 
[timeout=hours]
[calendarname=delivery_exclusion_calendar]
[nopurge]
[runAtShutdown[={y|n}]
[userJobMessage]
[userMessage]
after={exacttime | boottime }

ターゲット システムでのプロシージャの開始時間です。

有効な値は以下のとおりです。

exacttime

atTime に達すると、ただちにプロシージャが開始されます。

boottime

atTime が経過した後の最初のブートまで、プロシージャの開始が遅延されます。

atTime

保留中のインストールがキャンセルされる アクションが起動される日付と時間を指定します。

日付は、ISO の形式「YYYY-MM-DD hh:mm」になります。

bootafter

ターゲット コンピュータを再起動してからプロシージャを開始する必要があることを示します。

bootbefore

プロシージャの完了後、ターゲット コンピュータを再起動する必要があることを示します。

calendarname

保留中のインストールがキャンセルされる 配信の除外期間を指定するカレンダの名前.

cname

回復対象のジョブが取得されるジョブ コンテナの名前を指定します。

computer

保留中のインストールがキャンセルされる コンピュータの名前.

deliveryTime

保留中のインストールがキャンセルされる ドメイン マネージャからの配信の開始時間です。
日付は、ISO の形式「YYYY-MM-DD hh:mm」になります。

このパラメータをコーディングしないと、現在の日付と時間が使用されます。

globaltime

「globalTime」または「globalTime=y」をコーディングすると、時間指定がエンタープライズ マネージャ時間に基づいたものになります。

「globalTime=n」をコーディングすると、時間指定がドメイン マネージャ時間に基づいたものになります。

installedWith

保留中のインストールがキャンセルされる インストール プロシージャの名前.

このパラメータは、item パラメータのみとともにコーディングしてください。

item

保留中のインストールがキャンセルされる 項目の名前 を指定します。

このパラメータは、version、installedWith、procedure の各パラメータのみと共にコーディングしてください。

item パラメータをコーディングしないと、回復対象の項目に関連付けられた最初のアンインストール プロシージャを使用して、指定のコンテナの回復可能なジョブがすべて回復されます。

noCalendar

「noCalendar」をコーディングすると、このジョブの実行についてはターゲット コンピュータのカレンダが無視されます。

nopurge

このパラメータをコーディングすると、cname にコーディングしたジョブ コンテナが保持されます。コーディングしないと、そのジョブ コンテナは削除されます。

offline

「offline」または「offline =y」を指定すると、ターゲット コンピュータとサーバ間の接続がジョブの実行のために一時的に解放され、ジョブの完了後に再び確立されます。
「offline =n」を指定すると、接続は解放されません。

パラメータがコーディングされていない場合は、関連するプロシージャのジョブ オプション値によってデフォルトが指定されます。

procedure

保留中のインストールがキャンセルされる 実行する「アンインストール」プロシージャの名前

このパラメータは、item パラメータのみと共にコーディングしてください。

promptUser

「promptUser」または「promptUser=y」をコーディングすると、ユーザにジョブ実行の確認が求められます。

「promptUser=n」をコーディングすると、そのような確認が求められません。

パラメータがコーディングされていない場合は、関連するプロシージャのジョブ オプション値によってデフォルトが指定されます。

runAtShutdown

「runAtShutdown」または「runAtShutdown=y」をコーディングすると、ジョブの実行がシャットダウン時にのみ開始されます。
「runAtShutdown=n」をコーディングすると、ジョブがシャットダウン時以外にもいつでも開始されます。
パラメータがコーディングされていない場合は、関連するプロシージャのジョブ オプション値によってデフォルトが指定されます。
このパラメータは、Unix がターゲットの場合にのみ有効です。

パラメータがコーディングされていない場合は、関連するプロシージャのジョブ オプション値によってデフォルトが指定されます。

timeout

保留中のインストールがキャンセルされる timeout には、ジョブの失効期間が「h」の形式で指定されます。ここで、h は時間数です。 パラメータの範囲は、マネージャ側で設定できます。 指定した値が設定されている上限を超える場合には、値はその上限に設定されます。指定した値が下限に満たない場合は、その下限に設定されます。 どの場合でも警告は出されません。
timeout は jobTimeout パラメータと一緒に指定しないでください。両方指定するとエラーが報告されます。 いずれのパラメータも指定されていない場合は、168 がデフォルトで設定されます。

version

保留中のインストールがキャンセルされる 項目のバージョン を指定します。

このパラメータは、item パラメータのみと共にコーディングしてください。

userJobMessage

ジョブ コンテナ内の失敗ジョブ用のカスタム管理者メッセージを指定します。

userMessage

ジョブ コンテナ用のカスタム管理者メッセージを指定します。

注: コマンドの cname 変数がコーディングされている場合、パラメータ item version installed のあるブロックはオプションになります。 これらのパラメータをコーディングしない場合、コンテナの回復可能なジョブはすべて回復されます。使用されたアンインストール プロシージャは、関連する製品に割り当てられたアンインストール プロシージャ リストの最初のプロシージャになります。