Intellisig は、エージェント コンピュータにインストールされたソフトウェアを検出するスクリプトです。 Intellisig は、ヒューリスティック スキャンおよびソフトウェア シグネチャ スキャンと比較して、ソフトウェアを検出する最も柔軟で正確な方法を提供します。 Intellisig は、ソフトウェア メーカーが提供する定義済みソースからソフトウェア定義情報を抽出します。 そのソースとして、テキスト ファイル、データベース、レジストリ、またはバイナリ ファイルを使用できます。 たとえば、dsmver -f<output file> は、Client Automation に関するバージョン情報を出力するコマンドです。 製造元が、バージョン情報を製品に格納する方法を変更しない場合、Intellisig は、製品の今後のバージョンも検出できます。 ソフトウェア シグネチャ スキャンでは、製品、リリース、およびパッチのすべてのバージョンのシグネチャが必要ですが、単一の Intellisig は、複数のソフトウェア製品のリリースおよびパッチを検出できます。 たとえば、過去と将来のバージョンを含めて、Microsoft Office 製品のすべてのバージョンを検出する Intellisig を作成できます。
注: Intellisig を使用して、さまざまなプラットフォーム上のソフトウェアを検出できます。
以下の Intellisig タイプを使用できます。
CA が提供する Intellisig を含みます。 CA が提供するソフトウェア シグネチャと同様に、CA が提供する Intellisig は、コンテンツのダウンロード ジョブの一部としてダウンロードされます。
ユーザの要件に基づいて、作成された Intellisig を含みます。 これらの Intellisig を作成し、DSM エクスプローラを使用してインポートします。
注: Intellisig は、オフラインとオンラインの両方でソフトウェア使用状況(測定)をサポートしません。
DSM レポータは、Intellisig レポートをサポートしません。
従来のシグネチャは、リリースまたはパッチの一部である特定バージョンおよびサイズの特定のファイルのみ検索します。 それは、検出対象のソフトウェアの変化に順応できない、固定されたルールです。 必要なインテリジェンスと柔軟性を実現できるように、Intellisig はコードで実装されています。 このインテリジェンスと柔軟性により、Intellisig は、単一のシグネチャで可能なよりも、さらに多くの項目を検出できます。 たとえば、Microsoft Office 内に存在する可能性がある各項目に対してシグネチャが 1 つ対応するシグネチャの大きなセットとは対照的に、単一の Intellisig で、すべてのバージョンのすべての Microsoft Office 製品を検出できます。
dmscript は、Client Automation で提供される移植可能なスクリプト言語およびプロセッサです。 dmscript 言語の機能が拡張され、標準的なシンプル フォーマットで出力できるようになりました。
Intellisig を書き込むには、以下のタスクを実行します。
以下に、Intellisig の出力を示します。
この出力が、DSM エクスプローラで[検出されたソフトウェア]および[ソフトウェア定義]ノード下に表示されます。
Intellisig は、以下のコンポーネントで構成されています。
これらのコンポーネントは MDB に格納され、スケーラビリティ サーバとエージェントに配信されます。 Intellisig は、ソフトウェア スキャナによって起動される dmscript の制御下で実行されます。 スキャナは、次に CA Asset Management エージェントによって起動されます。
スクリプトの出力は、<Intellisig-uuid>.xml と呼ばれる XML ファイルです。 このファイルの形式は、ソフトウェア ID タグの ISO19970-2 標準に従います。 これは、ソフトウェア製品が、それ自身に関する情報を格納する手段を提供する国際標準です。 その後、この情報は Client Automation などの製品によって読み取られ、ソフトウェア スキャナによって標準 CA Asset Management インベントリ形式に変換されます。
ドメイン マネージャは、ソフトウェア Intellisig の現在のセットをスケーラビリティ サーバに送信します。それは、次に、エージェントに送信されます。 CA Asset Management エージェントは、実行時にソフトウェア収集タスクが設定されているかどうかを確認します。 設定されている場合、ソフトウェア スキャナを開始し、次に利用可能な各 Intellisig を実行します。 各 Intellisig について、利用可能なすべてのトリガを評価して、スクリプトを実行する必要があるかどうかを確認します。 トリガが true の場合、dmscript が適切な引数で実行されます。 完了すると、エージェントは、出力 XML ファイルを収集し、それをインベントリ形式に変換し、サーバにアップロードしてドメイン マネージャに返します。 MDB に格納した後、DSM エクスプローラで結果を利用できます。 従来のシグネチャ スキャンおよびヒューリスティック スキャンを実行するように設定されている場合、エージェントはその処理も実行します。
動作する Intellisig を参照するには、DSM エクスプローラを使用して、CA によって提供され、コンテンツ サーバからダウンロードされた標準 Intellisig のコンテンツを表示します。 これらの Intellisig は、独自の Intellisig を開発するためのモデルとして使用できます。
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