アセット管理では、以下のシステム管理機能を提供しており、これは非常に複雑な IT 環境でのアセット管理で役立ちます。 強固な管理データベース(MDB)では、エージェントを確認し、組み込み展開ウィザードを使用してネットワーク環境のすべての IT アセットに展開できます。
エージェントが展開されると、コンピュータ アセットで以下のタスクを実行できます。
シリアル番号、CPU 情報、RAM、内部ディスク ドライブおよび周辺ディスク ドライブ、OS バージョンおよびサービス パック、ネットワーク設定、電源設定などの詳細なインベントリ情報を検出およびレポートします。
ハードウェア インベントリは、エージェントに設定されたインベントリ検出モジュールに基づいて収集されます。
これらのモジュールを使用すると、以下の操作を実行できます。
管理対象アセットにインストールされているソフトウェア アプリケーション(非仮想または仮想)を検出し、詳細で正確な情報をレポートします。 アセット管理では、以下の方法のうちの 1 つを使用してソフトウェア インベントリを収集できます。
シグネチャ データベースを使用して、エージェント コンピュータをスキャンします。 アセット管理に付属している、事前定義済みシグネチャがあるシグネチャ データベースでは、インストール直後から、インストールされているアプリケーションとその場所の概要が(IT 管理者に)迅速に表示されます。 また、業務特有のソフトウェアのソフトウェア シグネチャを作成したり、新規および更新されたシグネチャをインターネットでCA が一括管理しているデータベースからダウンロードすることもできます。 デフォルトでは、これらの更新されたシグネチャは、デフォルト ソフトウェア コンテンツ ダウンロード ジョブによって 1 日に 1 回自動的にダウンロードされます。
Intellisig は、エージェント コンピュータにインストールされたソフトウェアを検出するスクリプトです。 Intellisig は、ヒューリスティック スキャンおよびソフトウェア シグネチャ スキャンと比較して、ソフトウェアを検出する最も柔軟で正確な方法を提供します。 Intellisig は、ソフトウェア メーカーが提供する定義済みソースからソフトウェア定義情報を抽出します。 そのソースとして、テキスト ファイル、データベース、レジストリ、またはバイナリ ファイルを使用できます。 たとえば、dsmver -f<output file> は、CA ITCM に関するバージョン情報を出力するコマンドです。 製造元が、バージョン情報を製品に格納する方法を変更しない場合、Intellisig は、製品の今後のバージョンも検出できます。
Windows の[プログラムの追加と削除]データベース、MSI データベース、デスクトップのショートカットおよびスタート メニューをスキャンして、インストール済みアプリケーションを検出します。 Linux/UNIX エージェントでは、ヒューリスティック スキャンは PIF、PKG、および RPM データベース上で実行されます。
シグネチャ スキャンおよびアセット管理エージェントのプロセス優先度を指定します。 これは、シグネチャ スキャン中のハード ドライブの負荷を最小化するのに役立ちます。
注: ユーザ指定スキャンは、Linux または UNIX システムでのみ設定できます。 Windows エージェントでは、デフォルトでユーザ指定スキャンは最適化されており、実行速度は最大、および CPU 時間は最小となるため影響は最小限となります。
ソフトウェア使用状況の監視では、特定のアプリケーションの使用状況を制御できます。 ソフトウェア使用状況エージェントでは、以下のことが可能になります。
一般インベントリ モジュールでも、管理対象アセットの TCP/IPv4、TCP/IPv6、WINS、および DNS 設定などのネットワーク設定がスキャンされます。
注: IPv6 インベントリには、Windows XP および Windows 2003 Server でのゲートウェイに関する情報は含まれていません。 Windows Vista 以降の Windows のバージョンでのゲートウェイ情報のみが含まれます。
必要とする特定の情報を取得するためにデータベースをクエリできます。 ジョブまたは収集タスク ステータスのクエリ、およびインベントリまたはアセットの検索ができます。 また、クエリに基づいたポリシーを作成できます。
アセット管理は、特定のポリシーを適用して接続されたアセットを管理します。 これらのポリシーを使用すると、特定のしきい値が超過した場合に重要なデータに焦点を当てることができます。 ポリシーに違反があったか、またはイベントが発生した場合は、クエリベースおよびイベントベースのポリシーを作成して、実行する必要があるアクションを指定できます。 事前定義されたイベント ベースのポリシーも利用できます。
AM エージェント ブリッジは、Unicenter Asset Management 4.0 のすべてのレガシー エージェントをサポートします。
Asset Collector は、適切に構成されたインベントリ ファイルから、ハードウェアおよびソフトウェアのインベントリ情報を収集します。 このインベントリの発行元と信頼性をトラッキングすることもできます。 Asset Collector を使用して、CA Client Automation、メインフレーム コンピュータなどで現在サポートされていない特殊なデバイスのように様々なソースのインベントリ情報を作成できます。
CA Asset Converter for Microsoft® SCCM は、Microsoft System Center Configuration Manager(SCCM)に接続し、ハードウェア インベントリやソフトウェア インベントリなどのデータベースに格納されているコンピュータの情報を抽出するコンポーネントです。
仮想ホスト インベントリ機能では、リモート マシン上の Client Automation エージェントから仮想ホスト上のインベントリ データを収集し、レポートします。
非常駐インベントリ(NRI)ソリューションは、システムのインベントリ(一覧)作成を、Client Automation エージェントを配備することなく簡単に行う方法を提供します。
アセット管理では、さまざまなアセット関連のレポートを作成するために DSM レポータを使用します。 これらのレポートは、管理決定を行う場合に役立ちます。 クエリ デザイナを使用すると、データを評価し、レポートで表示するフィールドを指定できます。 これらのレポートは印刷したり、CSV ファイルや HTML ファイルなどの別のアプリケーションにエクスポートできます。
レポートは手動でいつでも生成できます。また、DSM レポータ GUI を使用して、特定の時間に生成されるようにスケジュールすることもできます。 システム エンジンでは、スケジュールされたレポートが指定した時間に生成されます。
|
Copyright © 2014 CA Technologies.
All rights reserved.
|
|