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Windows エージェントの設定

IBM HMC 上での Windows エージェントを設定には、以下の手順の実行が必要です。

信頼済みキー関係の作成には、HMC ファイルをWindows エージェント ホスト上で編集しての変更が必要です。 ホスト間でのファイルの転送には、SCP ユーティリティが必要です。 この作業に適したユーティリティは PSCP クライアントで、これは PuTTY/Plink からのユーティリティの一つです。 PSCP は PuTTY/Plink Webサイトの www.chiark.greenend.org.uk から取得可能です。

「uamuser」アカウントを作成する方法

  1. HMC に管理者としてログインします(または、管理ユーザとして SSH コマンドを使用)。
  2. 以下のいずれかのコマンドを使用して、「uamuser」というユーザを HMC に追加します。

    HMC バージョン 4 以上については、以下を入力します。

    mkhmcusr -u uamuser -a hmcoperator -d UAM user
    

    それより以前の HMC バージョンについては、以下を入力します。

    mkhmcusr -u uamuser -a sysadmin -d UAM user
    

    Plink を使ってこの手順を実行するには以下を入力します。

    "C:\Program Files\CA\DSM\Agent\units\00000001\uam\plink" –ssh hmc-admin-user@hmc-host mkhmcusr -u uamuser -a hmcoperator -d UAM user
    

    hmc-admin-user 変数は、新規ユーザの作成権限を持つHMC の管理ユーザ名を表し、hmc-host は Windows エージェントのアクセス対象となる HCM のホスト名または IP アドレスを表します。

Windows エージェントおよび HMC との間での信頼済みキー関係の確立

  1. SSH キーの公開鍵/秘密鍵ペアを、たとえば、PuTTYgen または他の SSH ツールを使用して生成します。
  2. 秘密鍵には、空のパスフレーズを使用します。
  3. 公開鍵を、HMC 上の uamuser に対する、 authorized key ファイルにインストールします。 この設定を行う方法
    1. HMCサーバから Windows アセット管理エージェント ホストに鍵をコピーし、SCPクライアントを使用して編集します。 例えば、PSCP を使用すると以下のようなコマンドラインになります。
      pscp –scp uamuser@hmc-host:/home/uamuser/.ssh/authorized_keys2 C:\Temp\authorized_keys2
      
    2. C:\Temp\authorized_keys2 ファイルを編集します。(例に続く) このファイルの末尾に、上記で作成された公開鍵を含む行を追加します。

      重要: ファイルは Unix 形式で保存し、DOS形式に変換しないでください。

    3. 変更されたファイルを、たとえば以下のコマンドを使用して HMC サーバにアップロードします。
      pscp –scp C:\Temp\authorized_keys2 uamuser@hmc-host:/home/uamuser/.ssh/authorized_keys2
      
  4. 秘密鍵を安全な場所に保存します(たとえば、 “C:\Program Files\CA\DSM\Agent\uamkey.txt”)。
  5. この鍵ファイルは、[SSH キーの場所]を入力する、収集タスク ダイアログ ボックスで指定します。