タスクの予想残作業時間(ETC)の値は、関連するリソースとの話し合いを通じて取得します。 関連する工数の理解に基づいて、リソースはタスク完了の時間を指定できます。
ETC 値の入力をサポートするため、タスクにリソースを初めて割り当てる場合、本製品では担当者について以下のことが想定されます。
その後、本製品では以下の計算式を使用して、既定のタスクの ETC フィールドを自動的に入力します。
ETC = (リソースがそのタスクの作業に割り当てられる作業日数) * (リソースがプロジェクトの作業に使用できる毎日の時間数、配置とも呼ばれる)
既定の ETC を計算するために、本製品では以下のリソース要因が考慮されます。
リソース プロファイルに別の数値を指定しない限り、本製品では 1 日に 8 時間の作業時間が利用可能であると仮定されています。 本製品では、プロジェクトの配置ごとにこの利用可能時間を調整し、既定の計算に使用される時間数を確定します。
注: 既定の計算は、予想時間の入力を簡略化しただけであり、割り当てられたリソースとの話し合いを通じて有効な予想時間を取得する方法に代わるものではありません。 最初は既定の ETC を使用し、その後必要に応じて、話し合いを通じて取得した有効な ETC と一致するように調整することをお勧めします。 ETC 全体または時間別の ETC のいずれかを編集できます。
既定の計算例
例 1
Aaron Connors および Patty Chen は各々 8 時間の日次利用可能時間があります。 プロジェクトに Aaron を 100 パーセントを配置し、タスクに 5 日間割り当てます。 同じプロジェクトに Patty を 50 パーセントを配置します。 また、Patty を同じタスクに 5 日間割り当てます。 本製品では、このタスクの Aaron の既定の ETC を 40 時間(1 日 8 時間 * 5 日間 * 100 パーセントの配置)として計算します。 さらに、Patty の既定の ETC を 20 時間(1 日 8 時間 * 5 日間 * 50 パーセントの配置)として計算します。
例 2
タスクを 14/06/30 から 14/07/30 の間にスケジュールします。 このタスクには、22 日の作業日が含まれ、100 パーセントのプロジェクト配置のリソースが 1 つあります。 このリソースは、全 22 日間に対して毎日 8 時間のタスクが割り当てられています。 本製品では、タスクの既定の ETC を 176 時間(22 日間 * 毎日 8 時間 * 100 パーセントの配置)として計算しています。 各々 1 日 8 時間の利用可能時間があるリソースを 2 人余分に割り当てるとします。 1 人は使用可能時間の 100 パーセント使用でき、もう 1 人は 50 パーセントとします。 タスクの ETC の合計は、440 時間(元の 176 + 新しいリソース分の 176 + 2 番目の 50 パーセントのリソース分の 88)になります。
|
Copyright © 2015 CA Technologies.
All rights reserved.
|
|