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プロジェクトとプログラムの相違

プログラムとは、1 つ以上の子プロジェクトに対して親プロジェクトまたは包括的なプロジェクトとしての役割を持つ最上レベルのプロジェクトです。 マスタ プロジェクトは子プロジェクトに対して親プロジェクトとして機能します。 プログラムを使用することにより、プログラムに含まれているすべてのプロジェクトの統合された実績値および工数を表示できます。 これによりプログラムは、組織の目標と目標達成のための計画の重要なトップダウン式要約ビューを提供します。

プログラムはプロジェクトであり、プロジェクトの機能を一部共有しますが、いくつかの重要な違いがあります。 たとえば、マイルストーン以外のタスクをプログラム レベルで作成することができず、プログラムにスタッフを割り当てることもできません。 またプログラムを会計的に有効にすることはできませんが、プログラムの会計プランを作成し、グラフ形式でプラン データを表示できます。 さらに、プログラム内のすべてのプロジェクトを合わせた実績値およびその他のトータル値を表示できます。

プログラム、マスター プロジェクト、プロジェクト、およびサブプロジェクト間の相違と類似性を理解することが重要です。 以下の表に、相違と類似性を要約しています。

属性または機能

プログラム

マスター プロジェクト

プロジェクト

コメント

サブプロジェクトの値の合計の表示

はい

いいえ

該当せず

プログラム内のすべてのプロジェクトを合わせた実績値および工数を表示できます。 これは、マスター プロジェクトからは実行できません。

スタッフ メンバの割り当て

いいえ

はい

はい

プログラム レベルでスタッフを割り当てることはできません。 プログラムのチーム スタッフ ページに表示されるロールは読み取り専用で、プログラムのサブプロジェクトから集計されます。 チーム メンバに割り当てられたプロジェクト ロールが表示されます。 リソースに割り当てられたチーム メンバ ロールがない場合、それらの名前はリストに個別に表示されます。

このリストは編集できません。

参加者の追加

はい

はい

はい

プログラム、マスター プロジェクト、およびサブプロジェクトに参加者を追加できます。

WBS の作成と適用

いいえ

はい

はい

プログラムにはスタッフを配置したりマイルストーン以外のタスクを追加することができないため、プログラムには WBS を作成および適用できません。

タスクの使用

マイルストーンのみ

はい

はい

プログラムにはマイルストーンを追加できますが、キー タスクまたはタスクの見積りを追加できません。

計画機能の使用

はい

はい

はい

プログラムおよびプロジェクトに対する予算および予測を作成できます。

スケジューラへの接続

読み取り専用

読み取り/書き込み

読み取り/書き込み

プログラムにはそれ自身の実績値が含まれていないため、デスクトップ スケジューラ内では読み取り専用での表示となります。 たとえば Open Workbench および Microsoft Project がこれに当たります。

詳細:

プログラムの管理

プログラムについて

サブプロジェクト