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部門の回収コスト

回収ステートメントによって、提供したサービスによって利益を受けた部門から、発生コストのうちのどれくらいの金額を回収できるのかを部門が把握できます。 回収ステートメントには、会社の損益計算書と同じような機能があります。部門単位という点が異なります。

発生したコストは、サービスを受けた部門に請求されます。 部門マネージャは、請求書から自分たちの請求を見ることができます。

サービスを提供する部門のみが、部門の回収ステートメントを参照できます。 以下の設定が必要です。

回収ステートメントは、スケジュールに従って請求書作成ジョブが実行されている間に、請求書と共に作成されます。

例: IT 部門がコスト センターではなくなる場合

Forward Inc は各ビジネス ユニットに対して、電子メール サポート、デスクトップ サポートおよびネットワーク サポートをはじめとする、幅広い IT サポート サービスを提供します。 このサービスはそれぞれのビジネス ユニットが業務を維持するために必要です。 各部門は、それらのサービスに対して請求を受けます。 サービスを提供する部門は、それに対して支払を受けます。

承認を受けた請求書により、サービスから利益を受けた部門に請求が行われます。

部門請求書は、四半期ごとに、サービスから利益を受けた部門により、作成、レビュー、承認されます。 会社の人事部は、IT サービスを購読し、それらのサービスの一部分についての請求を受けることを承諾しました。 人事部は、総額 7,400 円の請求を承認しました。

請求を受けたコストは、サービス提供元の部門に貸方記入されます。

IT サービス提供部門は、提供したサービスに対して貸方記入されます。 部門マネージャは、回収ステートメントを表示させて、発生コストおよび貸方を見ることができます。 このステートメントには、現時点でいくつかの請求が承認を受けていること、部門が 7,400 円を回収していることが記載されています。 他の部門マネージャは、まだ請求を承認していません。 請求は回収差異として表示されます。