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コスト/レート マトリクスのセットアップ方法

会計マネージャとして、投資に対するすべての詳細な会計計画およびトランザクションに標準コストおよびレートを確実に適用できます。 会計システム内の一元化されたコスト/レート マトリクスからの既定値を提供する標準コスト/レート マトリクスを作成します。 既定情報の標準化により、さまざまな会計計画およびトランザクションについてコストおよびレートを個別に定義する必要がなくなります。

以下のタイプの会計値をコスト/レート マトリクスに入力します。

• 詳細な会計計画で使用される投資の計画コスト。
• 投資に対して処理される会計トランザクションの請求単価。

例：リソース クラスに基づくコスト/レート マトリクスのセットアップ

ドキュメント管理会社は、会計システムにおいてリソース クラスと、投資に割り当てられたリソースの入力タイプ コードを使用してコストをキャプチャします。 その会社には、2 種類の入力タイプ コードに割り当てられた 4 種類のリソース クラスがあります。 リソース クラスおよび入力タイプ コードには、関連付けられたさまざまなコストがあります。 たとえば、請求可能な労働の実際コストは 100 ドルです。一方、請求不可能な労働には関連付けられているコストがありません。 また、非労働リソース クラスのコストは 1 ドル × 数量で算出されます。

会社の要件を満たすために、ドキュメント管理会社の会計マネージャであるサムは 5 つの異なる行を使用してコスト/レート マトリクスをセットアップします。 サムは、リソース クラス（労働および非労働）と入力タイプ コードとの各組み合わせにそれぞれ 1 つの行を作成し、行に適切なコストを入力します。 マトリクス行では、トランザクション処理用にリソースにコストを適用する基準を定義します。 以下のテーブルにマトリクスの行を示します。

以下の図では、会計マネージャがコスト/レート マトリクスをセットアップする方法について説明します。

以下の手順に従います。

1. 前提条件の確認。
2. コスト/レート マトリクスの作成。
3. マトリクスへの列の割り当て。
4. マトリクスへの行の追加。

前提条件の確認

コスト/レート マトリクスをセットアップする前に、以下の前提条件を満たします。

理解

以下の会計管理概念を理解していることを確認します。

• コスト計画対実績、会計カレンダ サイクル、会計期間、および組織内でのこれらの定義方法。
• 任意のタイプの設定に対する目的の結果。 設定されたデータを使用してインスタンス データの作成を開始すると、設定の変更はできなくなります。 たとえば、アプリケーションが使用している会計期間、部門または場所の OBS ユニット、または会計分類はいずれも削除できません。
• エンティティと、場所および部門の組織ブレークダウン ストラクチャ（OBS）ユニットを使用して組織構造をセットアップする方法。 組織は重要です。アプリケーションを使用する場合またはレポートを生成する場合、情報は目的の結果によってグループ化されるからです。
• 設定、分類、および定義は、サードパーティの統合およびチャージバック処理のデータ フローにどのように影響するか。

注： CA Clarity PPM 会計管理概念の詳細については、「会計管理ユーザ ガイド」を参照してください。

エンティティのセットアップ

会計エンティティを作成しセットアップしたことを確認します。

注： エンティティのセットアップの詳細については、「会計エンティティをセットアップする方法」を参照してください。

マトリクスの計画作成

マトリクスの計画を作成するのに必要な以下の情報を収集済みであることを確認します。

• マトリクスがリソース ロール、リソース、入力タイプ コード、請求コードなどに基づいているかどうかを決定します。 マトリクスが投資またはリソースに基づいている場合は、その投資またはリソースが会計上有効であることを確認します。
• マトリクスの命名規則を確立します。
• マトリクスに必要な通貨を確認しアクティブにします。
• マトリクスをプライベートに指定する必要があるかどうかを決定します。 その場合は、アクセス権の必要なユーザを決定します。
• マトリクスで使用されるデータが、マトリクスが確立される前に作成されることを確認します。 たとえば、［リソース管理］でリソース マネージャ ロールが追加されるまで、マトリクスにリソース マネージャ ロールを追加することはできません。
• 必要に応じてコスト プラス コードをセットアップし、それらを使用して、コスト/レート マトリクス内で実際のまたは標準的なコストをマークアップします。

  注： コスト プラス コードの詳細については、「会計管理ユーザ ガイド」を参照してください。