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CA CSM ファイル システムのマウント パラメータの設定

サイトおよび環境の要件に応じて、CA CSM 製品、ソフトウェア カタログ、一時および展開ファイル システムのマウント パラメータを設定できます。 たとえば、セキュリティ チェックを実行するかどうか、またはファイル システムを所有するシステムがダウンした場合の処理方法を決定できます。

最初、CA CSM ではこれらのパラメータのデフォルト値を使用します。 デフォルト値はオーバーライドできます。

以下の手順に従います。

  1. 次のいずれかの操作を実行します。
  2. CA CSM アプリケーション サーバを停止します。
  3. RunTimeMVSHLQPrefix.SAMPLIB (MSMLIB)メンバ内の以下の行のコメントを外して更新します。
    IJO="$IJO -DADD_MOUNT_DEFAULT_OPTIONS=SETUID|NOSETUID,SECURITY|NOSECURITY,
    AUTOMOVE|NOAUTOMOVE|UNMOUNT"
    
    SETUID|NOSETUID

    setuid() および setgid() モード ビットがサポートされるかどうかを指定します。

    SETUID

    実行可能ファイル上の setuid() および setgid() モード ビットをサポートします。 デフォルトでは、このオプションが選択されています。

    NOSETUID

    実行可能ファイル上の setuid() および setgid() モード ビットのサポートを無効化します。 プログラムが実行される場合、UID または GID は変更されません。また、APF および プログラム制御の拡張属性は使用されません。 HFS 全体は制御されません。

    SECURITY|NOSECURITY

    UNIX アクセス権限チェックを実行するかどうかを指定します。

    SECURITY

    UNIX アクセス権限チェックを有効化します。 デフォルトでは、このオプションが選択されています。

    NOSECURITY

    UNIX アクセス権限チェックを無効化します。 作成されるすべての新規ファイルやディレクトリには、リクエストを発行した UID とは無関係に UID (0)の所有者が割り当てられます。 ユーザは、あらゆるファイルまたはディレクトリに対してアクセスまたは変更を行えます。

    AUTOMOVE|NOAUTOMOVE|UNMOUNT

    共有ファイル システムに参加しているシステムのシスプレックスに対して、ファイル システムを所有するシステムがダウンしたときの処理方法を指定します。

    AUTOMOVE

    ファイル システムの所有権を、共有ファイル システムに参加している別のシステムに自動的に変更します。 デフォルトでは、このオプションが選択されています。

    NOAUTOMOVE

    ファイル システムの所有権を保持します。 その結果、ファイル システムはアクセス不可になります。

    UNMOUNT

    ノードがシスプレックスを離れる場合、ファイル システムをマウント解除します。

    注: これらのオプションの詳細については、以下のドキュメントを参照してください。

  4. CA CSM アプリケーション サーバを起動します。

    マウント パラメータは有効になります。

  5. 手順 1 で[Unmount at Shutdown]機能を有効化している場合は、[Settings]タブ、[Mount Point Management]ページに移動して、[Unmount at Shutdown]チェック ボックスをオフにしてください。 変更内容を保存します。

デフォルト値を復元するには、パラメータを空にしておくか、または RunTimeMVSHLQPrefix.SAMPLIB (MSMLIB)メンバ内の行をコメントアウトします。

この例では、実行可能ファイル上の setuid() および setgid() モード ビットを有効にし、セキュリティ チェックは無効にし、ファイル システムの所有権は変更されないようにします。

IJO="$IJO -DADD_MOUNT_DEFAULT_OPTIONS=NOSECURITY,NOAUTOMOVE"