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JCL EXEC ステートメント PARM キーワードおよび START コマンド パラメータ

SCS アドレス空間のパラメータは、パラメータ ライブラリ メンバで指定されます。 時として、SCS アドレス空間パラメータは、アドレス空間のスタートアップ JCL の JCL EXEC ステートメントの PARM キーワード パラメータ、および SCS アドレス空間を開始するのに使用される START コマンドで指定されます。

JCL EXEC ステートメントの PARM キーワード パラメータ、および START コマンドで指定できるパラメータはまったく同じです。

これらの代替方法のいずれかを使用して SCS アドレス空間パラメータを指定する場合、以下のガイドラインを厳守する必要があります。

JCL EXEC ステートメントの PARM キーワード パラメータおよび START コマンドで使用されるパラメータを以下に示します。

CONFIG(name)

SCS アドレス空間設定パラメータが含まれるパラメータ ライブラリ メンバの名前を指定します。

制限: 1 ~ 8 文字の、引用符で囲んだ文字列('abc' など)または囲んでいない文字列。 区切り記号または区切り文字で終了を示します。

デフォルト: CONFIG が指定されていない場合、MSMCPARM。

ROUTCDE(routing code list)

WTO メッセージに割り当てられる、経路指定コードまたは経路指定コードの範囲を指定します。

ダッシュ(-)で区切られた 2 つの値によって、経路指定コードの包括的な範囲を指定します。

指定された経路指定コードは、メッセージごとに定義された特定の経路指定コードに追加されます。

制限: 1 ~ 128

例: dddd は有効な 10 進数(0 ~ 9))

CASE(MIXED|UPPER)

WTO のメッセージを大小混合文字、または大文字のみを使用して書き込むことを指定します。

MIXED: WTO のメッセージを大文字と小文字の混合で書き込むことができます。

UPPER: WTO のメッセージは大文字を使用して書き込むことができます。

デフォルト: MIXED

DAE(YES|NO)

DAE ダンプ抑制を許可するか禁止するかを指定します。

YES: DAE ダンプ抑制は許可されます。

NO: DAE ダンプ抑制は禁止されます。

デフォルト: YES