この方法を使用して、現在のサービスのステータスについての情報がユーザに提示されます。 「現在」という期間はイベントが発生しているレートをベースにしているため、結果は、事前に定義されている移動可能な期間に基づいています。このスライド期間は、各メトリックの性質に合わせてカスタマイズできます。
「契約義務の計算方法」の例に従うと、24 時間のスライド期間に基づいた現在のステータスは、可用性が 50% であることを示します。 これは問題があることを明白に示しており、ユーザは契約上の義務に違反する前に予防措置を講じることができます。 以下の図にこの例を示します。
注: [現在のステータス]は、メトリックごとに有効になります(間隔および頻度)。 詳細については、「メトリックの作成」を参照してください。

現在のステータス計算の方法は、事前に定義されている、独立したスライド期間に基づいて結果を計算します。 スライド期間は、頻度パラメータで設定されているとおりに繰り返して計算されます。 スライド期間のサイズおよび頻度は、各メトリックに対して設定できます。これは、CA Business Service Insight の現在のステータス計算に対して有効になっています。 詳細については、「メトリックの作成」を参照してください。
現在のステータスが計算されるスライド期間は、独立しており、ほかに依存していない期間であるため、以前のスライド期間で計算されたステートは、ほかのスライド期間には渡されません。 現在のステータス計算に使用されるメトリックを選択する場合は、ビジネス ロジックを検討し、それが正しい結果を現在のステータス計算に使用されるメトリックを選択するとき、ユーザはビジネス ロジックを調査し、それによって正しい結果が生じていることを確認する必要があります。 たとえば、メトリックはコール センター内のオープン コール数を計算し、受信したイベントは、オープンしたチケットおよびクローズしたチケットのタイプになります。 スライド期間のサイズが 1 日に定義されており、スライド期間の開始前にチケットが 1 分間オープンされた場合、このイベントは考慮されず、計算結果は 1 つのチケットの不正確なものになります。 このようなビジネス ロジックが使用される場合に、エラーの割合を少なくするには、通常イベントが発生する割合に比べて、スライド期間をかなり大きくしておく必要があります。
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