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ケース スタディ 7: サーバ パフォーマンス

これはサーバの性能用の典型的なケース スタディです。

以下のデータ ソース構造を考えます。

表示

サーバ

測定

タイムスタンプ

利用可能時間

Appserv01

1

03/01/2001 07:44

応答時間

Appserv01

354.6

03/01/2001 09:58

CPU 負荷

Dbserv02

83%

03/01/2001 12:12

利用可能時間

Appserv01

0

03/01/2001 14:26

CPU 負荷

Dbserv02

94.30%

03/01/2001 16:40

キャパシティ

Firewall01

10%

03/01/2001 18:54

応答時間

Dbserv02

476.89

03/01/2001 21:08

利用可能時間

Appserv02

1

03/01/2001 21:24

応答時間

Appserv01

774.4

03/01/2001 21:48

CPU 負荷

Dbserv01

83%

03/01/2001 21:52

上記に加えて、以下の計算要件があります。

各アプリケーション サーバの可用性を % で計算します。

各サーバの可用性は別々に計算される必要があります。 そのため、単一のサーバの可用性を計算するには、この特定のサーバに対するイベントのみを受信する必要があります。 さらに、データ ソースには、可用性の計算(応答時間、容量など)に関連しない他のパフォーマンス インジケータが含まれます。したがって、関連するサーバと同様に可用性インジケータもフィルタする必要があります。

CA Business Service Insight 内のフィルタ条件はイベント タイプとリソースなので、データ ソース値からのフィルタ条件をリソースとイベント タイプに変換します。

この場合、インジケータはイベント タイプを論理的に説明しているので、CA Business Service Insight 内のイベント タイプとして変換するには理想的な値です。 可用性、応答時間、容量、CPU 負荷など、タイプの数は限られています。 これは、サーバの可用性を計算するメトリックについては、登録は可用性のイベント タイプ用であることを意味します。

このように、サーバが多数ありそれぞれの可用性を計算する必要がある場合は、サーバごとにリソースとして定義される必要があることになります。 その後、リソース グループ内部でグループ化する必要があります。また、メトリックはそのリソース グループの上にクラスタ化されます。

推奨モデリング

イベント名

可用性イベント。

動作

0 または 1 のステータスの変更としてレポート。

タイムスタンプ フィールド

タイムスタンプ(データ ソース中ただ 1 つの時間フィールド)。

リソース フィールド

サーバ(データ ソース内に表示されるすべてのサーバは CA Business Service Insight リソースに変換されます)。

イベント タイプ フィールド

インジケータ(このフィールドのそれぞれの値は CA Business Service Insight 内のイベント タイプに変換されます)。 4 つのイベント タイプがあります。

データ フィールド

測定値は 0 または 1(可用性レコード用のみ)です。

以下のリソース配置が定義される必要があります。

リソース タイプ属性

アプリケーション サーバ

契約関係者への割り当て

アプリケーション サーバがそれぞれ契約関係者に割り当てられます。そこでは、関連するサーバはそのアプリケーションを実行します。 これにより、すべてのサーバを取得する契約関係者に関する登録が可能になります。

サービスへの割り当て

上記と同じ。

リソース グループへの割り当て

オプションです。 クラスタ化が必要なところで、リソースをグループ化することが通常必要です。

最後に、上記のすべての定義に基づき、以下のようになります。

登録基準

クラスタ化メトリックについては、各サーバの可用性を個別に計算して、登録はリソース別に行われます。

上記の要件を満たせるように、以下の基準が追加されます。

アプリケーション サーバの各契約関係者ごとの平均応答時間を別々に計算します。

この要件については、すべてのアプリケーション サーバに対する応答時間のイベントを受信する必要があります。このアプリケーション サーバは、特定の契約関係者向けにアプリケーションを実行するサーバのグループの一部です。 応答時間イベントの受信は、"応答時間" 値を備えた表示フィールドから作成されたイベント タイプを登録することにより実行されます。 これにより、サーバの応答時間についてレポートするイベントのみを受信することを保証します。

特定の契約関係者に関連するサーバについてレポートするイベントのみを受信するために、契約関係者割り当てによってリソースを登録する必要があります。

リソースは複数の契約関係者、サービス、またはグループに割り当てられます。 そのため、契約関係者 A の契約の一部として応答時間の計算用に送信されたイベントが契約関係者 B 用の計算の一部でもあるといったことも起こります。