アダプタは、データ ソースからデータを収集し、CA Business Service Insight システムへ渡すことを管理するモジュールです。 アダプタは、データ ソースから来るデータをフィルタし、操作するため、データがシステムに到達するときには、サービス レベル計算に必要な正しい構造の情報のみが含まれています。
アダプタ プラットフォームは、以下に対する柔軟性を提供します。
基本的に、すべてのアダプタは 2 つのコンポーネントで構成されます。
汎用アダプタ コンポーネントには、ASCII ファイル アダプタ コンポーネントおよび ODBC ベースの SQL アダプタ コンポーネントの 2 つのタイプがあります。 これらのコンポーネントはデータ ソースへ接続し、ASCII ファイルとして構文解析を行うか、または SQL クエリを実行します。
接続先や接続方法、受信対象、汎用 CA トランザクションおよびイベントへのデータ変換方法を明らかにするため、どのアダプタにも設定ファイルが必要です。 CA Business Service Insight は、接続するデータ ソースを考慮してカスタマの特徴に合わせた調整ができるデフォルト XML 設定テンプレートを備えた、汎用アダプタ タイプをすべて提供します。 XML 設定ファイルは、取得する必要があるフィールド、その識別方法、システム標準化したデータベースへの変換方法などを定義します。
注: [アダプタ ウィザード]は、ユーザ インターフェースに組み込まれており、オンラインで XML テンプレートの基本的なカスタマイズが可能です。 アダプタの XML 設定ファイルの作成を目的として使用することもできます。 この機能の詳細については、この章の後半で説明します。
アダプタ プラットフォームには再起動/回復メカニズムが組み込まれており、サード パーティ ツールから受信されたデータの問題を処理できます。具体的には、ツール クラッシュ、ネットワーク トラブル、欠落データ、重複データ、不要データ、データ 間の食い違い、データの妥当性などの問題を処理できます。 すべてのアダプタは、データの完全性とすべてのアダプタ メッセージの完全なトラッキングおよびログを提供します。詳細については後述します。
CA Business Service Insight アダプタはサービスまたはアプリケーション(可視または不可視)として実行することができます。 CA Business Service Insight アダプタ技術は、暗号化、ハンドシェイク、認証プロセスなどの高度なセキュリティ メカニズムをサポートしています。
ここでは、アダプタ ウィザードが以降のプロセスおよびタスクを自動化するメカニズムであることに留意することが重要です。 ウィザード駆動のアプローチを使用する場合、前述の特定のエレメントは常に不可視である可能性がありますが、これらはすべてウィザード インターフェースの「裏側」に存在します。
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