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ツール オブジェクト

いくつかの有用なメソッドが含まれるグローバル オブジェクトです。

AddEventAnnotation(<Info>, <EventId>)

イベント注釈を指定されたイベントに保存します。 この情報は、後で raw 生データ(イベント)を表示するときに有用です。 保存された注釈は、ビジネス ロジック計算式の実行中における特定の状況について、特定の瞬間に説明します。

情報パラメータは、注釈テキストを書き込む必要があることを指定します。

また、注釈付のイベントを指定する EventId パラメータを受諾します。

AddRootCauseComment(<Info>, <Timestamp>, <ResourceId>)

根本原因コメントを保存します。 この情報は後で、生成されたレポートに有用となります。 保存された根本原因コメントは、ビジネス ロジック計算式の実行中における特定の状況について、特定の瞬間に説明します。

情報パラメータは、コメントを書き込む必要があることを指定します。

メソッドは、コメントと併せて保存するタイムスタンプを受信します。 また、メソッド コンテキストに関連するリソースを指定する ResourceId パラメータを受諾します (このパラメータはオプションであるため、省略される場合があります)。

GetCustomAttributeForResource(resourceName, timestamp, customAttributeName)

指定された時間に、指定されたリソースから、指定されたカスタム属性の値を返します。

属性がイベント時に存在しない場合、エラーが発生します。

例:

Dim AttribVal
AttribVal = Tools. GetCustomAttributeForResource. "MyResource", #12/12/2006 12:34:56#, "MyAttribute"

GetExternalData (connectionString, query)

このメソッドは指定されたクエリに基づいて、接続文字列によって指定されたデータベースから取得したレコードセットを返します。

どちらの文字列もセミコロン(;)で終わる必要があります。

ユーザは、以下のとおりこのレコードセットを後で使用できます。

例:

Dim rs
Set rs = Tools.GetExternalData(
"dsn=oblicore;uid=oblicore;pwd=oblicore;", "select * from t_rules")
Do Until rs.EOF
  Out.Log "Name=" & rs("RULE_NAME"), "I"
  rs.MoveNext
Loop
rs.Close

GetLocaleTime(<utcTime>)

メソッドは、UTC で渡された時間を、現在のメトリックのタイム ゾーンの時間に変換します。

GetUtcTime(<localeTime>)

メソッドは、現在のメトリックのタイム ゾーンで渡された時間を、UTC に変換します。

HasCustomAttributeForResource(resourceName, timestamp, customAttributeName)

戻り値は、指定された属性が、指定されたリソース内に指定時間に存在するかどうかを指定します。

例:

Dim AttribExistsNow
AttribExistsNow = Tools. HasCustomAttributeForResource "MyResource", #12/12/2006 12:34:56#, "MyAttribute"

NetTime(<Begin time>, <End time>)

期間を示す 2 つのパラメータを受諾します。

メソッドは、タイムスロット内の期間の開始時点から終了時点までの時間数(秒)を計算して返します。

開始時間が終了時間より後である場合、結果は負の数です。

SaveFields(<tableName>, <Key>, fieldName1, fieldValue1, fieldName2, fieldValue2,…)

SaveRecord と似ていますが、すべての値を列挙する代わりに、フィールド名および関連フィールド値のペアを提供する点が異なります。 フィールド名の代替として、フィールド番号を使用できます (最初の値フィールドの番号は 1 です)。

注: このメソッドはトラッキング期間エージェントによってのみ実行されます。

SaveRecord <tableName>, <key>, <val1>, <val2>,…

ユーザ テーブルにレコードを保存します。 ユーザ テーブルを使用して、サービスレベル計算中に情報を出力します。 この情報は、レポートを生成するために後で使用できます。 多くのユーザ テーブルがある場合があります。

tableName パラメータは、情報の書き込み先テーブルを指定します。 ユーザ テーブル内の各レコードは、情報の書き込み先レコードを指定する一意のキーを持っています。 それぞれのレコードにも、多くの文字列タイプの値フィールドがあります。 各ユーザ テーブル内の値フィールドの正確な数およびフィールド名は、実装中に定義されます。

SaveRecord メソッドは、ユーザ テーブル名およびキーも受け取ります。 また、ユーザ テーブル内の値フィールドをすべて受諾します。 (これらの値パラメータはオプションであるため、省略される場合があります)。同じキーを持つレコードがすでに存在する場合、それが更新されます (パラメータとして転送される値フィールドのみが更新されます)。このキーを持つレコードが存在しない場合、作成されます。

注: このメソッドはトラッキング期間エージェントによってのみ実行されます。

SendEvent(<eventName>, <resourceName>, <Timestamp>, <TimeUnit>, <args>)

このメソッドは新規メトリック イベントを作成します。 パラメータ定義は以下のとおりです。

例:

Tools.SendEvent "OnEvent", "MyResource", #1/2/2006 13:46:00#, "All", 1, 2