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違反根本原因コメントおよびイベント コメント
違反根本原因コメントは、サービス レベルの結果について説明するために、ビジネス ロジック内に設定できます。 違反根本原因コメントは、メトリックに関連付けられます。
また、メトリックではなく Raw データ イベントと関連付けられたコメントである、イベント注釈を生成することもできます。 これらの両方のタイプのコメントは、レポート データから表示できます。
ビジネス ロジックの「Tools」オブジェクト内の以下の 2 つのメソッドを使用すれば、違反根本原因レコードとイベント注釈レコードの作成が可能になります。
- Tools.AddRootCauseComment (Text, Timestamp, [resourceId])
- 根本原因コメントが保存されます。 この情報は、後で生成されるレポートで役立てることができます。 保存された根本原因コメントには、ビジネス ロジック計算式の実行中の特定の瞬間の特定の状況が説明されています。情報パラメータでは、コメントを記述することを指定します。このメソッドでは、コメントと共に保存されるタイムスタンプが受信されます。 また、このメソッドでは、メソッドのコンテキストに関連付けられたリソースを指定する ResourceId パラメータを受け付けます。 (このパラメータはオプションで省略される場合があります。)
- Tools.AddEventAnnotation (EventId, Text)
- これらのメソッドは、ビジネス ロジック内の任意の箇所で使用できます。また、それらが適用される箇所のコンテキストを考慮する必要があります。 サービス レベルが計算期間の間に予想されるものよりも低いと理由が分っている場合、根本原因コメントの追加が、計算期間の最後により関連している場合があります。 たとえば、1 か月の期間中に 4 回の停止が発生し、それらすべてが 1 つのデバイスによって引き起こされたと仮定します。 この場合、根本原因コメントは、この停止に関する情報のうちのいくつかから編集される可能性があります。これは、この期間中のレポートが表示される際に、この期間中のすべてのサービス レベル違反の原因となったものを確認できるようにするためです。 AddRootCauseComment コマンドは、OnPeriodEnd イベント ハンドラ ルーチン、または計算中の期間の終わりごろに実行される他の同様の関数に最適です。
- ただし、イベント注釈の追加は、実際の Raw データ イベント処理により適しています。また OnXXXEvent(登録ステートメントで指定されたカスタム イベント ハンドラ)に対する使用に有利に機能します。このイベント ハンドラ内では、実際のイベントに固有のフィールドはすべて eventDetails オブジェクトを介して利用できます。
- これらのメソッドをビジネス ロジック内で使用する方法の例を以下に示します。
Sub OnPeriodEnd(Time)
pctAvailable = (TotalTime-OutageTime) / TotalTime
Tools.AddRootCauseComment “Violations caused by the
following items: ” & ViolationCollection, Time
End Sub
…
…
Sub OnIncidentEvent(eventDetails)
OutageTime = OutageTime + eventDetails(“TimeToResolve”)
If eventDetails(“TimeToResolve”) > 6 Then
ViolationCollection = ViolationCollection &
eventDetails(“HardwareId”)
Tools.AddEventAnnotation eventDetails.EventId, “Incident “ _
eventDetails(“IncidentId”) & “ not resolved within target
time 6 hours”
End If
End Sub
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