Enterprise Manager は 15 秒ごとにメトリックを処理します。 このプロセスは収集サイクル.と呼ばれています。 15 秒ごとの期間を、タイム スライスと呼びます。 各タイム スライスの最後に、Enterprise Manager がそのタイム スライスのデータを処理する間、CPU の使用率が急上昇します。 Harvest Duration (ミリ秒)サポータビリティ メトリックでは、各タイム スライスのメトリックを処理するのにかかる時間をレポートします。
SmartStor Duration(ミリ秒)サポータビリティ メトリックは、SmartStor データベースへのスプール データの書き込みとその準備のために Enterprise Manager が必要とする時間をレポートします。 最終スプールを例外として、収集サイクルでは CPU に大きな負荷がかかります。
正常な状態の Enterprise Manager では、収集継続時間は通常は 3500 ミリ秒未満です。 Harvest Duration サポータビリティ メトリックの値が増加する場合は、メトリックの数または実行する計算機の変更がなければ、CPU リソースの競合が生じている可能性があることを示します。 このため、不十分な CPU プロビジョニングのインジケータとして、Harvest Duration サポータビリティ メトリックを使用することができます。
Enterprise Manager は、定常のメトリック処理のほかに、その他の数多くの機能も処理します。たとえば、接続の制御、トランザクション追跡、アプリケーション問題切り分けマップのメンテナンス、外部製品の統合サービス、TIM 障害と統計の処理などがあります。 さらに、再時間区分および CA CEM の Stats Aggregation などの定期的なメンテナンス タスクのために CPU に余裕を持たせる必要があります。 このため、収集サイクルの CPU スパイクが 3 ~ 4 秒を超えないようにすることが重要です。 この使用パターンで、CPU リソースを要求に応じて供給している場合は、平均またはサンプリングされた CPU 使用率が低く見えるかもしれません。 しかし、この CPU の使用率の低さを、Enterprise Manager があまり利用されていないことを示しているとは解釈しないでください。 エージェント メトリック負荷を完全に受けた場合(CA CEM データ負荷がない場合)、平均的な定常の CPU 使用率は 45% 以下である必要があります。
|
Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
|
|