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Web サーバ秘密鍵の再ターゲット

: このセクションは、Web サーバ用の秘密鍵がすでに nCipher によって生成されていると仮定します。

nCipher Security World によって、PKCS#11、Java JCE、OpenSSL、Microsoft CAPI (Windows 上)、nCipher のネイティブ API といったさまざまなアプリケーション プログラミング インターフェース(API)で鍵を利用できるようになります。 鍵の生成時に指定したアプリケーション タイプに応じて、さまざまな情報が実際に暗号化されたキー マテリアルに保存されるため、その API からのアクセスが容易になります。

既存の鍵をほかのアプリケーションが利用できるようにすることができます。 この処理を「再ターゲット」と呼びます。 再ターゲット オペレーションによって、新しい鍵 BLOB がファイル システムに保存されます。この鍵 BLOB には、新しいアプリケーション タイプと同じ暗号化されたキー マテリアルおよび新しいアクセス情報が含まれます。

以下は、各種の Web サーバ ソフトウェア パッケージで使用される API の限定的なリストです。

サーバ

プラットフォーム

API

アプリケーション

Apache

すべて

OpenSSL

embed

Sun ONE

すべて

PKCS#11

pkcs11

MS IIS

Windows

MS CAPI

mscapi

Tomcat

すべて(Java)

JCE

jce

TIM マシンでは、アプリケーション タイプが embed の鍵が必要です。 embed 鍵には、/opt/nfast/kmdata/local ディレクトリ内の暗号化された鍵 BLOB に加えて、embedsavefile というファイルが付随しています。このファイルによって、使用する特定の鍵 BLOB が OpenSSL に対して指定されます。

Sun ONE Web Server 鍵のアプリケーション タイプを pkcs11 から embed に変換する方法