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In-Process、Side-by-Side 実行を有効にする方法

.NET Framework 4 では、同じプロセス内で異なるバージョンの .NET Framework を使用するアプリケーションを実行できます。 古いコンポーネントは古い .NET Framework バージョンを引き続き使用し、新しいコンポーネントは新しい .NET Framework バージョンを使用します。

デフォルトでは、.NET エージェントは、ホスト プロセス内で最初にロードされるアプリケーションが使用する .NET Framework をインスツルメントします。 たとえば、起動する最初のアプリケーションが .NET Framework 2.0 を使用する場合、.NET Framework 2.0 のコンポーネントのみがデフォルトでインスツルメントされます。

com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs プロパティを使用すると、.NET エージェントは同一プロセス内で 1 つ以上の .NET Framework バージョンのコンポーネントをインスツルメントできます。

com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs プロパティを使用すると、監視対象となる .NET Framework のインスタンスを指定できます。 たとえば、このプロパティに .NET Framework 4 のみを監視するように設定すると、.NET Framework 4 上で実行されるコンポーネントのみがメトリックをレポートします。 com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs プロパティを使用すると、.NET Framework 4 と.NET Framework 2 の両方を監視して、In-Process、Side-by-Side 実行を使用したメトリックのレポートを行うことができます。

以下の手順に従います。

  1. IntroscopeAgent.profile ファイルをテキスト エディタで開きます。
  2. com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs プロパティを見つけます。
  3. 監視する .NET Framework のバージョンを指定するには、このプロパティを以下の例のように(カンマ区切りで)設定します。
    com.wily.introscope.nativeprofiler.monitor.inprocsxs.multiple.clrs=v2,v4
    
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. 管理対象アプリケーションを再起動します。