デフォルトでは、Introscope エージェントは、1 時間に 1 回、アプリケーション内の正規化された一意の URL をそれぞれ追跡して、トランザクションの動作をサンプリングします。 このサンプリングによって、明示的にトランザクション追跡を実行しなくても、問題になりそうなトランザクションのタイプの履歴分析が可能になります。
トランザクション追跡のサンプリングはデフォルトで有効になっています。 この動作を無効にするには、エージェント プロファイル IntroscopeAgent.profile の以下のプロパティのコメント化を解除します。
introscope.agent.transactiontracer.sampling.enabled
コメント化を解除して false に設定すると、トランザクション追跡のサンプリングが無効になります。
間隔ごとにサンプリングするトランザクションの数と、その間隔を設定するには、エージェント プロファイルの以下のプロパティのコメント化を解除します。
重要: これらの設定は通常、Enterprise Manager で行われます。 エージェント プロファイルで以下のプロパティを構成すると、Enterprise Manager で行われた構成はすべて無効になります。
introscope.agent.transactiontracer.sampling.perinterval.count
コメント化を解除して、間隔ごとにサンプリングするトランザクションの数を設定します。 デフォルトは 1 です。
introscope.agent.transactiontracer.sampling.interval.seconds
コメント化を解除して、サンプリング間隔の長さを秒単位で設定します。 デフォルトは 120 秒です。
Introscope では、追跡のサイズを制限するクランプが設定(デフォルトで 5,000 コンポーネントに設定)されています。 この制限に達すると、警告がログに出力され、追跡が停止します。
これによって、大量のトランザクションによってコンポーネント数が予想以上に増えるようなコンポーネントをクランプすることができます。 たとえば、サーブレットが数百のオブジェクト インタラクションおよびバックエンドの SQL コールを実行する場合が該当します。 クランプがない場合、Transaction Tracer は、これを 1 つのトランザクションとみなし、無限に実行し続けます。 特定の極限状態にあるときに適所でクランプが実施されない場合、CLR は追跡を完了する前にメモリ不足に陥ってしまいます。
トランザクションをクランプするための以下のプロパティは、IntroscopeAgent.profile ファイルの中にあります。
introscope.agent.transactiontrace.componentCountClamp=5000
CountClamp を超える程度のクランプされるコンポーネントが発生する追跡には、アスタリスクのマークが付けられ、詳細な情報を提供するヒントが関連付けられています。 このような追跡の表示方法の詳細については、「CA APM Workstation ユーザ ガイド」を参照してください。
クランプの値が低すぎると、アプリケーションの起動時にパフォーマンスの監視(PerfMon)または LeakHunter の例外が発生する可能性があります。 このような場合は、管理対象 .NET アプリケーションを再起動する必要があります。
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