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.NET Agent のインスタンス化および IIS ワーカ プロセスについて

.NET Agent は、監視したい管理対象 .NET アプリケーションをホストしている各システムにインストールします。 .NET Agent の起動時点で、CLR のデフォルト ドメインに対してエージェント インスタンスが 1 つ作成されます。 さらに、CLR で実行されるアプリケーションごとに .NET エージェント インスタンスが作成されます。

以下の図は、1 つの .NET Agent が起動された各ドメイン内に IIS ワーカ プロセスが 1 つある管理対象の ASP.NET アプリケーションを示しています。

各ドメイン内、および CLR のデフォルト ドメイン内のアプリケーションごとに .NET Agent のインスタンスが 1 つずつ起動されます。

複数の .NET アプリケーションが、1 つのワーカ プロセスを共有する IIS アプリケーション プールとしてグループ化されている場合でも、デフォルト ドメインに .NET エージェント インスタンスが 1 つ作成され、アプリケーション プール内の各アプリケーションにも .NET エージェント インスタンスが 1 つずつ作成されます。以下の図は、このような例を示しています。

1 つのアプリケーション プール内で 2 つのアプリケーションが起動されると、2 つの .NET Agent が起動され、ワーカ プロセスを共有します。

スケーラビリティ上の理由から、1 つのアプリケーションに複数のワーカ プロセスを割り当てることができます。 この場合、.NET エージェント インスタンスはデフォルト ドメインに 1 つ作成され、アプリケーションに関連づけられたワーカ プロセスごとにも 1 つずつ作成されます。

注: 以下の図に示す設定は、最も一般的なものです。

ワーカ プロセスの複数インスタンスが、各プロセスの .NET エージェントを作成します。

ワーカ プロセスが複数あるために複数の .NET Agent が 1 つの管理対象アプリケーションに関連付けられている場合は、そのようなエージェントを 1 つの仮想エージェントとして構成します。 この設定によって、複数の物理 .NET エージェントからのメトリックを集約できます。

注: 詳細については、「CA APM 設定および管理ガイド」を参照してください。