SQL エージェントは、詳細なデータベース パフォーマンス データを Enterprise Manager にレポートします。 SQL エージェントは、管理対象アプリケーションとデータベース間のやり取りを追跡することによって、アプリケーションの個別の SQL ステートメントのパフォーマンスを詳しく調べることができます。
Java Agent がアプリケーションを監視するのと同じように、SQL エージェントは SQL ステートメントを監視します。 SQL エージェントは目立たず、非常に低いオーバーヘッドでアプリケーションまたはデータベースを監視します。
個別の SQL ステートメント レベル単位までの有意義なパフォーマンス測定を行うために、SQL エージェントは収集するパフォーマンス データを要約します。これは、トランザクション固有のデータを除外し、元の SQL ステートメントを Introscope 固有の正規化されたステートメントに変換することによって実現します。 正規化されたステートメントには、クレジット カード番号などの機密情報が含まれないので、この処理でもデータのセキュリティは守られます。
たとえば、SQL エージェントが以下の SQL クエリを変換するとします。
SELECT * FROM BOOKS WHERE AUTHOR = 'Atwood'
以下は、変換後の正規化されたステートメントです。
SELECT * FROM BOOKS WHERE AUTHOR = ?
同様に、SQL エージェントが以下の SQL 更新ステートメントを変換するとします。
INSERT INTO BOOKS (AUTHOR, TITLE) VALUES ('Atwood', 'The Robber Bride')
以下は、変換後の正規化されたステートメントです。
INSERT INTO BOOKS (AUTHOR, TITLE) VALUES (?, ?)
注: 引用符内のテキスト('xyz')のみが正規化されます。
正規化されたステートメントのメトリックは集約されます。また、Workstation Investigator の JDBC ノードに表示することができます。
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