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TIM ネットワーク管理設定の構成

TIM ソフトウェアをインストールする前に、TIM をインストールするコンピュータ上で IP アドレスおよびその他のネットワーク設定を設定します。 各 TIM コンピュータのネットワーク インターフェースを構成します。

デフォルトでは、TIM ソフトウェアは、管理ポート(eth0)で IP アドレスの DHCP 割り当てを使用するように構成されています。 動的に割り当てられた IP アドレスは、短期間だけ、またはテスト環境内でのみ使用できます。 実稼働用には、静的 IP アドレスを設定してください。

各 TIM のホスト名とドメイン名の設定はオプションです。 統合で SMTP プロトコルと SNMP プロトコルを使用する場合や、一部のセキュリティ環境では、ホスト名が必須となることもあります。

ヒント: ホスト名に完全修飾ドメイン名を使用するか、/etc/hosts ファイルを適宜編集してください。

以下の手順に従います。

  1. 静的な IP アドレス、サブネット マスク、およびゲートウェイ アドレスを含めるには、以下のような eth0 ポートのネットワーク設定ファイルを編集します。
    /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
    

    eth0 は、Enterprise Manager が TIM ソフトウェア アプライアンスと通信するために使用する管理ポートです。

    例:

    DEVICE=eth0
    BOOTPROTO=static
    DHCPCLASS=
    HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX
    IPADDR=192.168.1.17
    NETMASK=255.255.255.0
    GATEWAY=192.168.1.1
    ONBOOT=yes
    
  2. (オプション)必要に応じて、/etc/hosts ファイルにホスト名を指定します。 指定しないと、常に完全修飾ドメイン名を使用して TIM に接続されます。 各 TIM のホスト名とドメイン名の設定はオプションです。 統合で SMTP プロトコルと SNMP プロトコルを使用する場合や、一部のセキュリティ環境では、ホスト名が必須となることもあります。
  3. ネットワーク サービスを再起動します。 以下のコマンドを入力します。
    # service network restart
    
  4. 適切な IP アドレスでネットワーク管理インターフェースを構成したら、この IP アドレスとの間のネットワーク接続を確認します。 ネットワーク接続が確立されると、Web ブラウザから TIM にリモートで接続できます。

    HTTP サーバが TIM 上で実行されていることを確認するには、以下のコマンドを実行します。

    ps -ef|grep httpd
    

    このコマンドは、実行中の HTTPD プロセスのリストを表示します。

  5. [System Setup]ページにアクセスできることを確認します。
    http://<IPAddress>/cgi-bin/wily/system/index
    

    プロンプトで、ユーザ名に「admin」、パスワードに「quality」を入力します。

詳細:

[TIM System Setup]ページへのアクセス