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アップグレードの応答ファイルの編集

サイレント モードでアップグレードする場合に、インストーラの応答ファイルに加える変更の概要を以下に示します。

インストーラの応答ファイルを編集する方法

  1. 応答ファイルの一般設定セクションで、以下のプロパティを設定します。
    1. USER_INSTALL_DIR。既存の Introscope 8.0x/9.x のディレクトリを指定します。

      重要: 指定したディレクトリに、アップグレード可能な Introscope 8.x インストールがない場合、インストーラはアップグレード対象でないファイル(たとえば 6.x インストールまたは 7.1 Workstation 専用インストール)をすべて上書きして、完全なインストールを実行します。

    2. externalComponentPackage プロパティ。外部コンポーネント パッケージの現在の場所を指定します。
    3. eulaFile プロパティ。エンド ユーザご使用条件(EULA)ファイル(eula.txt)の場所を指定します。

      重要: 応答ファイルの編集が終了したら、eula.txt ファイル自体を編集して、EULA の承諾を確認します。 eula.txt ファイルが編集された後、アップグレードが続行されます。

  2. 応答ファイルの Upgrade Settings セクションで、以下のプロパティを設定します。
    1. shouldUpgrade=true
    2. (オプション)upgradedInstallDir プロパティのコメント化を解除し、新しい値を指定します。 このプロパティのコメント化解除は、インストーラがアップグレード中にインストール ディレクトリの名前を変更する必要があることを示します。 このオプションは以下のインストールでのみ利用できます。
      • インストールに APM データベースが含まれない
      • インストールに APM データベースが含まれる(Enterprise Manager インストール ディレクトリとは別の外部ディレクトリにインストール)
  3. アップグレードする Enterprise Manager がコレクタである場合は、応答ファイルの Enterprise Manager クラスタ設定セクションで、以下のプロパティを設定します。

    shouldClusterEm=true

    emClusterRole=Collector

    emClusterRole の値は大文字小文字を区別します。

  4. (オプション)必要に応じて、Windows Service Settings セクションで、Windows のサービス名および表示名を以下のように変更します。
    1. shouldConfigEmAsService=true
    2. emAsServiceName および emAsServiceDisplayName にそれぞれ新しい値を設定します
  5. (オプション)必要に応じて、WebView as Windows Service Settings セクションで、WebView の Windows のサービス名および表示名を以下のように変更します。
    1. shouldConfigWVAsService=true
    2. wvAsServiceName および wvAsServiceDisplayName にそれぞれ新しい値を設定します
  6. 必要に応じて APM データベース設定を指定します。
    1. 既存のデータベースを使用している場合は、以下のプロパティを指定します。
      • dbHost
      • dbPort
      • dbName
      • dbUser
      • dbPassword
      • validateDatabase=true
      • upgradeSchema=true
    2. 新しいデータベースをインストールする場合は、以下のプロパティも指定します。
      • databaseDir
      • dbAdminUser
      • dbAdminPassword
  7. アップグレードするコンポーネントによっては、必要に応じて以下のセクションの設定を指定します。
  8. 応答ファイルへの変更を保存し、エディタを終了します。

    アップグレード プロセスが完了したら、アップグレードを完了します