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Average Response Time の傾向

Average Response Time をほかのメトリックの変化と組み合せて、傾向を分析することで、問題を識別し、診断できます。 詳細については以下の表を参照してください。

Average Response Time の傾向

定義

一貫した問題

Available Thread Count の値が低く、Average Response Time の値が一貫して高い場合は、以下の問題を示している可能性があります。

  • 非効率なコード
  • 外部システムの過剰使用
  • バックエンドが遅い
  • レイヤが多すぎる

一貫した問題が常に存在し、改善することも悪化することもありません。

定期的な問題

Average Response Time が定期的に高くなり、定期的に急増した後、通常に戻るというようなグラフで示されます。

Available Thread Count の値が低く、Average Response Time の値が定期的に高くなる場合は、以下の問題を示している可能性があります。

  • GC リークが頻繁に発生
  • 負荷に関連するバックエンドのボトルネック

CPU Utilization の値が低く、Average Response Time の値が定期的に高くなる場合は、以下の問題を示している可能性があります。

  • 内部問題

定期的な問題が発生し、一定の間隔で収まります。

段階的な問題

Average Response Time が長期にわたって着実に増加しており、Responses Per Interval の値が低い場合は、以下の問題を示している可能性があります。

  • メモリ リーク

段階的な問題は時間と共に減少します。