リストア ユーティリティでは、事前にバックアップ済みの APM データベース バックアップ ファイルを現在のシステムにリストアすることができます。 たとえば、システム クラッシュやハード ディスク障害後にデータベースをリストアしてリカバリーすることができます。
警告: 指定された名前でデータベースを作成する前にその指定されたデータベースがすでに存在すると、リストア機能はそのデータベースを破棄します。
注: データベースが UNIX マシン上にある場合は、リストア プロセスによりデータベースのアップグレードも実行されます。
注: データベースのリストアに要する時間は、データベースのサイズに直接関連します。 データベースが大きいほどリストアに要する時間は長くなります。また、リストア時間はマシンのキャパシティとメモリによっても異なります。 たとえば、1 GB のデータベースのリストアは、マシン リソースに応じて、1 ~ 2 時間かかることがあります。
APM データベースをリストアする方法
以下の構文および引数を使用します。
[dbrestore-postgres.bat | sh dbrestore-postgres.sh][dbserverhostip] [dbinstalldir] [dbserviceuser] [dbservicepassword] [dbname] [dbuser] [dbpassword] [dbport] [backupfile]
引数は以下のとおりです。
データベースをホストするマシンの IP アドレス。 マシン上で直接実行している場合は、localhost を指定できます。
APM データベースのディレクトリの場所。
Linux では、パスにスペースが含まれている場合は、エスケープするか、または引用符で囲んでパスを指定する必要があります。 Linux では、たとえば、ディレクトリ /root/Introscope Enterprise Manager は、/root/Introscope¥ Enterprise¥ Manager と表すことができます。
デフォルトを変更しなかった場合、ディレクトリの場所は以下のようになります。
Linux: opt/database
Windows: <EM_Home>¥database
PostgreSQL 管理者のユーザ名。 デフォルトでは、これは postgres です。
dbserviceuser に関連付けられたパスワード (PostgreSQL 管理者のパスワード)。
データベース インスタンス名を指定します。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を cemdb に設定する必要があります。 Oracle を使用する場合、この引数を Oracle システム識別子 (SID) に設定する必要があります。
APM データベースと関連付けるデータベース ユーザのユーザ名を指定します。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を admin に設定する必要があります。 Oracle を使用する場合、この引数を APM データベース スキーマ所有者に設定する必要があります。
注: これは、PostgreSQL データベース管理者のユーザ名ではありません。
APM データベースと関連付けるデータベース ユーザのパスワードを指定します。
データベースが Enterprise Manager およびその他のコンポーネントと通信するときのポート番号を指定します。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を 5432 に設定する必要があります。 PostgreSQL を使用しており、デフォルトを変更しなかった場合、この引数を 1521 に設定する必要があります。
データベース バックアップ ファイルのディレクトリの場所および名前。
/opt/database/backups ディレクトリから cemdb.backup ファイルをリストアする例を以下に示します。
sh dbrestore-postgres.sh 127.0.0.1 /opt/database postgres C@wilyapm90 cemdb admin quality 5432 ./backups/cemdb.backup
エラーが発生した場合
Copyright © 2013 CA. All rights reserved. |
|