ユーザ グループ全体に対して 1 つの SLA または(ユーザ グループに依存せずに)トランザクションの SLA を使用するのではなく、ビジネス サービス別またはビジネス トランザクション別にユーザ グループの SLA を設定することが必要になる場合があります。
トランザクションおよびユーザの場所に基づいて、許容可能な応答時間が異なる例を以下に示します。
ユーザ グループ/ビジネス トランザクションの許容可能な応答時間 |
ローカル |
リモート |
海外 |
ログイン |
3 秒 |
6 秒 |
9 秒 |
購入 |
5 秒 |
7 秒 |
10 秒 |
相関 SLA では、ユーザ グループ別、ビジネス サービス別、およびビジネス トランザクションの組み合わせ別に SLA を設定できます。 ビジネス トランザクションまたはユーザ グループに関する一元的な SLA に代わり、相関 SLA ではそれらを多元的に表示します。
注: 相関 SLA は、ドメイン、ビジネス トランザクション、またはユーザ グループの SLA に代わるものではありません。 相関 SLA はこれらの SLA のいずれからも継承されません。CEM 管理者が具体的に相関 SLA を設定する必要があります。
相関 SLA を設定するための手順を以下に示します。
すでに作成されている相関 SLA を確認する場合や、削除対象の SLA を探して選択する場合は、以下の手順に従います。
1 つのテーブルにすべての相関 SLA を表示することはできません。 これは、通常の実運用システムでは、すべてのユーザ グループ、ビジネス サービス、およびビジネス トランザクションのマトリックスが非常に大きいためです。 ただし、所定のビジネス サービスまたは所定のユーザ グループの相関 SLA は表示できます。
ユーザ グループ別およびビジネス トランザクション別に相関 SLA を表示する方法
指定されたユーザ グループまたはビジネス サービスの相関 SLA が表示されます。
この手順では、ユーザ グループ/ビジネス サービス/ビジネス トランザクション セットの新しい相関 SLA を作成する方法について説明します。
相関 SLA を追加する方法
パーセンテージとして表される成功率サービス レベル アグリーメント。 デフォルトの値はありません。
数値として表されるシグマ サービス レベル アグリーメント。 シグマ スコアは、100 万機会あたりの障害数(DPMO)から計算される測定値です。 許容可能なシグマ スコアは 4.00 です。ほぼパーフェクトは 6.00、およびパーフェクト(トランザクション障害数ゼロ)は無限大です。 デフォルトの値はありません。
秒数で表されるトランザクション時間サービス レベル アグリーメント。 デフォルトの値はありません。
リストに新しい相関 SLA が表示されます。
注: 新しい相関 SLA が作成されても、既存の相関 SLA は変更されません。 たとえば、ユーザ グループ A(UG-A)、ビジネス サービス X(BP-x)、およびビジネス トランザクション 3(BT-3)に関する相関 SLA がすでにある場合に、UG-A、PB-x、およびすべてのビジネス トランザクションに関する新しい相関 SLA を作成しても、すでに定義済みの SLA(UG-A/BT-x/BT-3)は変更されません。
注: ビジネス サービス内のすべてのビジネス トランザクションに関する相関 SLA を作成し、後で別のビジネス トランザクションを追加する場合は、その追加されたビジネス トランザクションの新しい SLA を作成することを忘れないでください (このビジネス トランザクションの SLA は自動的には追加されません)。
既存の相関 SLA を変更するには、[更新]ボタンを使用します。
既存の相関 SLA を変更する方法
更新された相関 SLA がリストに表示されます。
相関 SLA が不要になった場合は削除できます。
SLA を削除する方法
警告: [削除]をクリックすると、SLA はすぐに削除されます。 この削除に関連する「確認」ダイアログはありません。
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