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BusinessWorks のフロントエンドおよびバックエンドについて

SOA でのトランザクションには、多くの場合、複数のシステムに同期および非同期呼び出しの複雑な処理が含まれます。 たとえば、1 つのトランザクションには、外部の Web サービス、TIBCO Enterprise Message Service サーバ インスタンス、およびデータベースへの呼び出しが含まれる場合があります。 TIBCO BusinessWorks の場合、バックエンド呼び出しはすべて、別々のスレッドを使用して処理される場合があり、それにより、同じトランザクションの一部としてそれらを特定することがより困難になります。

トランザクションの同じ開始点を複数のバックエンド呼び出しに関連付けることができるように、SOA Extension for TIBCO BusinessWorks には、以下の設定プロパティが含まれています。

com.wily.soaextension.tibcobw.mbbs.enabled

デフォルトでは、このプロパティは true に設定されます。これにより、同じトランザクションに参加するバックエンド呼び出しのスレッドを、[バックエンド]または[呼び出されたバックエンド]ノードの下に追加し、適切なフロントエンドに関連付けることが可能になります。

フロントエンドは、トランザクションの出発点を識別します。 TIBCO BusinessWorks の場合、デフォルトのフロントエンドは、ビジネス プロセスに対してはプロセス開始元であり、Web サービスに対しては TIBCO BusinessWorks HTTP サーブレットです。

[Frontend]メトリックは、TIBCO BusinessWorks アプリケーション名別にフロントエンド ノードの下で収集されポストされます。 トランザクションについて同じフロントエンドによって開始されたバックエンド呼び出しのすべては、そのフロントエンドの[Called Backends]ノードの下で収集されます。 たとえば、プロセス開始元が Web サービス、データベース、および TIBCO Enterprise メッセージ サービスに呼び出しを発行する場合、そのプロセス開始元に関連付けられた[Frontend]ノードの下で、その呼び出しに関するメトリックを表示できます。 ビジネス プロセスのバックエンドによって生成されたあらゆるエラーは、関連するフロントエンド ノードに伝達されます。

たとえば、TIBCO Enterprise Message Service サーバ インスタンスを呼び出した Web サービスのトランザクションに関するメトリックを表示するには、Investigator で BusinessWorks HTTP Server フロントエンドを展開し、その[Called Backends]ノードを展開できます。

Investigator ツリーには、Web サービスで呼び出されたバックエンドとして TIBCO Enterprise Message サービスのノードが表示されます。