前のトピック: SNMP パフォーマンス データの分析次のトピック: サーバ拒否または無応答セッション インシデント分析


サーバ レスポンス時間またはサーバ接続時間のインシデント分析

サーバ レスポンス時間またはサーバ接続時間のインシデントの場合、サーバはクライアントによるリクエストに対する応答が通常よりも遅くなります。

CPU

サーバの CPU 使用率を確認します。 70 ~ 100 パーセントに近く、高い場合は、CPU を消費しているプロセスを確認します。 CPU をすべて消費しているプロセスがある場合は、応答が遅くなります。 これは、同時ユーザが多すぎるか、プロセスによって大きな CPU 負荷がかかっていることが原因となっている場合があります。 CPU 使用率を低減するためにプロセスを再起動できます。 これにより、ユーザによって実行されたすべての作業が終了します。 プロセスが重大でない場合は、プロセスを停止します。 CPU 使用率が低い場合、CPU はこのインシデンの問題ではありません。

メモリ

サーバのメモリ使用率を確認します。70 パーセントを超える場合は、メモリを消費しているプロセスを確認します。 レスポンスの遅さは、同時ユーザが多すぎるか、プロセスでのメモリ漏洩によって引き起こされる場合があります。 メモリ使用率を低減するためにプロセスを再起動します。 プロセスが重大でない場合は、プロセスを停止します。 CPU とメモリの両方が低い場合、典型的なハードウェアの制約が問題ではありません。

インターフェース統計

メモリと CPU 使用率の両方がサーバに適切な場合は、NIC に問題が発生し、サーバ レスポンスを遅く見せている可能性があります。 インターフェース統計を確認します。 まず、すべてのインターフェースが正しく一覧表示され、接続されることを確認します。 NIC のインターフェース速度と IP アドレスの両方が正しく報告されていることを確認します。 二重化に不一致エラーがあると、データを送受信するインターフェースの機能が禁止されます。 二重化不一致エラー、ケーブルの問題、または CRC エラーは、NIC およびその接続の問題は[破棄]フィールドと[エラー]フィールドに表示されます。

ディスク容量

ドライブの容量を確認します。 データ用の容量が限定されていると、サーバは低速になります。 サーバーのディスク空き容量が不足した場合、データ処理能力が低下します。 さらに検討すべき事項については、サーバにアクセスし、不正セグメントのフラグメント化や I/O エラーを確認する必要があります。 所定のドライブの空き容量が 10 ~ 15% 未満の場合は、大型の作業用データ セットを有するアプリケーションに関する問題である可能性があります。