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問題の原因の究明
- [操作]ページをクリックし、1 つ以上のコンポーネント(相対的なネットワーク、サーバ、アプリケーション)を選択し、[リンク: エンジニアリング]をクリックして、選択した内容が[エンジニアリング]ページに反映されていることを確認します。
- [表示項目]メニューの[コンポーネント]をクリックします。
- コンポーネント レポートから調査を開始します。 このレポートは、最上部が重ねて表示された、さまざまなレスポンス時間表示から構成され、それぞれがレスポンス時間全体にどのように関与しているかを示しています。 コンポーネント レポートのコンポーネントは以下のとおりです。
- レスポンス時間構成: 平均
- サーバ レスポンス時間
- データ転送時間
- 再送信遅延
- ネットワーク ラウンドトリップ時間
- 実効ネットワーク ラウンドトリップ時間
表示上のある時点で、表示の大半を占めるコンポーネントの色が、アプリケーションのレスポンス時間全体のほとんどの遅延の一因となっているコンポーネントであることを示しています。
個別に検討します。
- [サーバ レスポンス時間]の値が高い場合は、サーバに問題がある可能性があります。
- [データ転送時間]の値が高い場合は、通常、アプリケーションがその問題の原因であることを示しています。
- [NRTT]または[再送信時間]の値が高い場合は、通常、ネットワークに問題があることを示しています。
- コンポーネント レポートの最大の遅延に関与している、レスポンス時間のコンポーネントを特定した後、グラフのページを下にスクロールして、そのコンポーネント単独の表示を検討します。
- 個々のコンポーネント表示では、問題が発生したときに記録された観測の数がわかります。 観測の数は、問題の原因がサーバか、ネットワークかアプリケーションかを特定するのに役立ちます。
何が「正常」であるかに関しての観測数は、以下の理解に役立ちます。
- イベントの重要性 -- 観測数が多いほど、分析中のアプリケーションのユーザへの多大な影響を示し、値が小さい場合はエンド ユーザへの影響力が限定されていた、またはその問題を分析するにはデータ ポイントが十分でなかった、あるいはその両方であることを示します。
- 対象アプリケーションの関連関与 -- 観測数が少ない場合は、分析中のアプリケーションがパフォーマンス イベントの原因でなかったことを示す場合があります。
- 関連プロセスに従ってこれらの結果を確認し、根本的な問題領域がサーバか、ネットワークか、アプリケーションかを特定します。 稀に、パフォーマンスの問題は、その原因として 2 つ以上の誘因が考えられる場合がありますが、これは異例です。
以下の可能性を検討します。
- 結果 1: 問題の原因がサーバ、ネットワーク、またはアプリケーションであることを示す肯定的な結果。 たとえば、サーバが問題だったことがデータに示されている。
- 結果 2: 問題の原因がネットワーク、サーバ、またはアプリケーションでなかったことを示す否定的な結果。 たとえば、ネットワークが問題でなかったことをデータが明白に示している。
- 結果 3: 問題の原因が最終的に残っていたネットワーク、サーバ、またはアプリケーションでなかったことを示す否定的な結果。 たとえば、アプリケーションが問題でなかったことをさらにデータが示している。
これらの結果は、サーバを原因と判定できないものの、ネットワークおよびアプリケーションは原因でないと判定できることを示しています。 このような 3 つの要素から成る結果により、根本原因を特定し、修正を進める確信を持つ場合があります。
注: マウス カーソルをそのままの位置にするか、レスポンス時間コンポーネント ビューに着目し、下向き矢印キーでページを下方にスクロールして、下部のビューをマウス カーソルの下に表示させます。 矢印キーでページの下方へ移動しても、マウス ポインタは画面の同じ位置に残るため、[コンポーネント]ビューの所定位置と、ページの下部にある表示とを同じ位置に簡単に並べることができます。
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