完全に最適化する必要がある組み合わせにあふれがあると(つまり、WAN 最適化デバイスがその瞬間に別のセッションを取得できないため、最適化するセッションが最適化されない)、あふれセッションの SPAN 測定は[サーバ]セグメントに移動します。
あふれセッションの測定は[クライアント]または[WAN]セグメントに影響しません。 あふれセッションおよび最適化セッションの測定が含まれていても、サーバ レスポンス時間 [サーバ] は正確です。 [最適化]ページのすべてのメトリックは正確です。 100% ローカル ACK は取得しなくなっているため、ネットワーク ラウンドトリップ時間 [サーバ] は増加を示します。 あふれ測定によって、実際のネットワーク ラウンドトリップ時間がクライアントに示されます。 再送信遅延 [サーバ] およびパケット ロスの割合 [サーバ] も増加を示す場合があります。
適切にサイズ設定された WAN 最適化展開では、本来あふれはほとんどないかまったくありません。 ネットワーク ラウンドトリップ時間 [サーバ] の負荷がほとんどない時間と負荷の大きい時間で一貫して差異がある場合は、あふれが生じる可能性があります。 そのソリューションはWAN 最適化展開の容量を増やすことです。 すべてのネットワークが増加を示している場合、データ センター WAN 最適化デバイスに十分な容量がない場合があります。 増加を示しているネットワークがごく少数の場合は、それらのブランチ WAN 最適化デバイスに十分な容量がない場合があります。
あふれのもう 1 つのヒントとして、[クライアント]セグメントよりも[サーバ]セグメントでより多くのセッションが報告されていることが挙げられます。 これは、少なくとも、いくつかの最適化が[サーバ]セグメントで報告されている組み合わせの最適化以外のセッションが、所属する親アプリケーションよりも多く[サーバ]セグメントに報告されている場合に発生します。
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