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NAT ファイアウォール通信

CA Standard Monitor が NAT ファイアウォール後方の 管理コンソール と通信できるようにするには、LockConsoleAddress ユーティリティを使用して、監視 設定を、その割り当てられたコンソールの NAT アドレスに更新します。

この手順が必要となるのは、たとえば 管理コンソール が NAT ファイアウォール後方のプライベート ネットワーク上に配置されている場合などです。 この環境の場合、ファイアウォールの反対側にある CA Standard Monitor から、その NAT アドレス上の 管理コンソール に ping を送信することは可能ですが、管理コンソール は 監視 からのレポート データを受信しません。

このユーティリティを実行する前に、監視 を割り当てる 管理コンソール の IPv4 NAT アドレスが既知であることが必要です。

次の手順に従ってください:

  1. CA Standard Monitor で、コマンド プロンプトを開きます。
  2. コマンド プロンプトで、ディレクトリを <ADA_HOME>\bin ディレクトリ(たとえば D:\NetQoS\bin)に変更します。
  3. 以下コマンドを入力し、Enter キーを押します。
    LockConsoleAddress <NAT_IP>
    

    ここで、NAT_IP は 管理コンソール の IPv4 NAT アドレスです。 ユーティリティによって、次のレジストリ キーが、指定した IPv4 NAT アドレスに更新されます。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NetQos\SACollector\Parameters\NAT_MasterDB
    
  4. (オプション) 監視 が 管理コンソール との通信に使用する IPv4 NAT アドレスを確認するには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    LockConsoleAddress
    

    結果には、NAT ファイアウォール後方に配置されたコンソールの現在の IP アドレスが示されます。

  5. (オプション) 監視 から 管理コンソール の NAT アドレスを削除するには、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    LockConsoleAddress -d
    

    ユーティリティによって、次のレジストリ キーが更新され、IPv4 NAT アドレスが削除されます。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NetQos\SACollector\Parameters\NAT_MasterDB