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volume import

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アプリケーション(アプリケーションまたはシングルトン クラス ボリューム)にボリュームをインポートするか、またはグローバル ボリュームをインポートします。

構文
vol import <name> <image file> [<prop>=<val>]*
                               [--overwrite[--force]][ -n]
vol import <name> local_ip=<local> remote_ip=<remote>
                     migrating_class=<class> encr_key=<key>
                     [ <prop>=<val> ]* [ --overwrite [ --force]] [ -n ]
vol import <name> --abort

パラメータ
<name>

インポートするボリュームの名前。 名前の形式を以下に示します。

application:[class.]volume - アプリケーション ユーザ ボリュームまたはアプリケーション シングルトン クラス ボリューム

_GLOBAL:volume - グローバル ボリューム

_GLOBAL_RO:volume - グローバル読み取り専用ボリューム

<image file>

/vol/_impex フォルダのルート ディレクトリまたは http://path 形式の URL に存在するボリューム イメージの名前。

圧縮イメージ ファイルには拡張子 .gz が必要です。 イメージ ファイルに拡張子 .gz がないと、イメージが圧縮されていないと見なされます。 グリッド管理者が実行した場合、ボリューム イメージは /vol/_impex フォルダに関するサブディレクトリ内に存在している場合があります。

<local>

ローカル グリッド上でマイグレータ アプリケーションに使用される IP 情報。 値の形式は以下のとおりです。

[_vlan.][<vlan id>.]<ip address> |
                                  _net.<network name>.<ip_address>
<remote>

リモート グリッド上のマイグレータ アプリケーションとの通信に使用される IP 情報。 値の形式は以下のとおりです。

[_vlan.][<vlan id>.]<ip address> | _net.<network name>.<ip_address>
<class>

ローカル マイグレータ アプリケーションを構築する際に使用するアセンブリを指定します。 このクラスは、カタログまたはアプリケーションから取得できます。 クラスが「default」か、migrating_class が指定されていない場合、ファイル システム レベルのコピーを実行するため、「Filer_Linux_ADMI」が使われます。

<volume>

マイグレート アプリケーションに供給される修正済み暗号化鍵が含まれるボリュームを指定します。 マイグレーションが 2 つのグリッド間で行われる場合に限り、この引数は必要です。

<prop>=<val>

ボリューム パラメータ。 以下のパラメータを設定できます。

*size

ボリュームのサイズ(圧縮されたボリュームを URL からインポートする場合に推奨)。 単位を指定することもできます(128M[B]、2G[B] など)。 単位を指定しない場合、値は MB であると見なされます。 マイグレートするクラスを使用して、ボリュームをインポートする場合、このパラメータを指定する必要があります。

*fs

ファイル システムのタイプ マイグレートするクラスを使用して、ボリュームをインポートする場合、このパラメータを指定する必要があります。

*fs オプション

ボリュームのフォーマットに使用する追加のファイル システム オプション(詳細については下記の注を参照)。

*store

ボリュームが作成されるボリューム ストアを指定します。 以下のいずれかの値に設定できます。

local - ボリュームをローカル サーバ ストレージに格納します

san - ボリュームを SAN に格納します

*comment

(オプション)ボリュームのコメント

*mirrored

(オプション)ボリュームがミラー化されます

*user

(オプション) URL からボリュームをインポートするときに認証に使用するユーザ名。 指定しない場合は、認証は行われないと見なされます。

*pwd=-

(オプション)URL からボリュームをインポートする際の認証のため、パスワードを求めるプロンプトを表示します。 標準入力が端子デバイスではない場合、このプロンプトは表示されず、「stdin」でパスワードのコピーが 1 つだけ使用されます(これは、バッチ処理で、ファイルからパスワードを設定するために使用できます)。

--abort

ボリューム インポート操作を中止します。 マイグレートするクラスを使用してボリュームをインポートする場合のみ、このオプションが有効です。

--overwrite

既存のボリュームを上書きします。

--force

ボリュームの上書きを確認するプロンプトを表示しません。

-n

アプリケーション シングルトン クラス ボリュームを追加する場合、ボリューム参照がクラス記述子に存在することを確認しません。

注:

vol import myapp:myvol myvol.img.gz size=1G

アプリケーション ユーザ ボリュームをインポートします。

vol import myapp:myclass.cdrom os.iso size=2G

オペレーティング システムの ISO イメージを impex ボリュームからアプリケーション シングルトン クラス ボリュームへインポートします。

vol import _GLOBAL:my-iso http://mysrv.com/os.iso size=2G

認証を必要としない HTTP サーバからグローバル ボリュームに ISO イメージをインポートします。

vol import myapp:myvol local_ip=1.2.3.4 remote_ip=2.3.4.5 migrating_class=default

エクスポート マイグレータ アプリケーションを実行しているリモート グリッドから、ボリュームをインポートするために使用されるインポート マイグレータ アプリケーションを起動します。

vol import myapp:myvol --abort

マイグレータ アプリケーションを使用しているボリューム インポート操作を中止します